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「スタインウェイ戦争」 

スタインウェイ戦争-誰が日本のピアノ音楽界をだめにしたか-
                                  高木裕・大山真人 著

読みました。興味のある人には面白く、興味のない人にはなんの意味もない本です。スタインウェイとは、言わずと知れたピアノの最高峰、トップのメーカーです。高木さんは調律の専門家、大山さんは作家です。なので、高木さんのことを取材し大山さんが書いたという本。内容は・・・。スタインウェイにはハンブルグSWとニューヨークSWの二社があります。日本のホールにあるピアノはほとんがハンブルグスタインウェイです。独占。その牙城へ切り込んでいった調律師さんの奮戦記です。う~ん、事実はどうかわかりませんが、誰でもが知っている名前をわざと週刊誌のように仮名にして書くというのはなんとも趣味が悪い。ゴシップ本とまでは言わないまでも。だからあっという間に読めてしまいます。数時間、もかからなかったか。暴露めいた書き方をしないでもっと真摯な文章で切り込んで欲しかったです。

知り合いに、夫の赴任でニューヨークに住んでいる時ニューヨークスタインウェイを購入した人がいます。帰国に際してピアノを連れて帰る時の騒動とか連れて帰ってからのメンテの大変さをちょっと聞いたので、やはり本当の事かなぁとも思いますが。一番私たちが肝に銘じなければいけないのは、スタインウェイだからなんでもOKと信じてしまうことです。現に、このスタインウェイだったら私のピアノのほうがいいわっていうピアノに一台と言わず出会ったこともありますから。ブランドに踊らせられない目と耳が必要ですね。ピアノに限らず。ただ、今の情報社会、なにが本当で何が嘘か判別しにくい。

ホロヴィッツはたくさんあるNYスタインウェイのなかから5台しか気にいたピアノがなかったそうです。日本に来たときもピアノと調律師とシェフを連れてきたとか・・、ま、今では有名な話ですが興味深い話もある。私はホロヴィッツの最後の来日のとき大学生でした。どうしてもチケットが欲しくて頑張ったけどだめだったんだわ。そのときのコンサートは骨董品とまで酷評されたけれど、私は今でもやっぱりホロヴィッツは本物だと思っています。録音からしか知らないけれど。そんな頃から私ってチケットに奔走していたのね。やっぱりアホです、私^^;;;;

それにしても、巻末の高木氏の問題提起は本当に重い問題でしょう。

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スタインウェイ戦争に関しましてブログを作りました。もしご興味がありましたら、時々更新する予定ですのでよろしくお願い致します。
 
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