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ブラームスはお好き?

棚上げになっていたブラームスのことをちょっと。ちゃんと書こうとすると、人生かけた論文のようになってしまうので・・・。

今、私たち(発表会におてつだいに来てくれる友人と私)はちょっと人前で演奏をするためにブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲Op.56b」って言う曲を勉強しています。それが残念なことに予定変更になり、来年5月になってしまったんですが。

取り組むに当たって、やはりレッスンを受けようと、先生を見つけて明日そのレッスンがあります。ちゃんとピアノのデュオのレッスンをうけるなんて大学卒業以来で今からドキドキしてます。私たちの先生は80歳の今も京都で現役ピアニストですが、あなたたち20年以上何やっていたの!としかられるだろうからーー;、別のもっと若い先生に明日はレッスンを受けてきます。

さて、このブラームスの名曲は最近、よくデュオのコンサートで演奏されます。なぜ、こんなに好まれるのでしょうか。これはもうもう、聴き手より弾き手がとりこになる曲だからです。

デュオの歴史。デュオはバッハ、モーツァルトからベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、そして近代でもさまざまな作曲家たちが創り出しています。なぜか。ピアノ自体が様々な音、ボリュームを出せる、一人で何でもできる楽器ではあります。すなわちオーケストラなど大人数、多種多様な楽器をピアノ一つで表現できるのです。それを一人より二人にすることで、一人ではできない表現を作曲家が求めたということが考えられます。一人でできる以上のものをピアノに求めて曲が作られたのでしょう。その共演者として、作曲家は家族、友人、そして恋人のために作曲したと考えられます。ピアノという音楽表現の幅が広い楽器で、手軽に“一緒に音楽を楽しむ”ことを求めて作曲者は様々な曲を作曲した。

その中でもシューベルトは内気なあまり好きな令嬢と口もきけなくて、一緒にピアノを弾いて仲良くなりたいためにあれだけの数の連弾曲を作ったといわれいるのはすごい。ただのスケベ青年と誤解してはいけません。愛すべき数々の連弾の名曲を彼は残しているのですから。

そしてブラームス。彼はシューマンの妻一筋でした。この1873年に作曲された「ハイドン・・」も初演はシューマンの妻クララとブラームスによる演奏だと言われています。他にも彼は連弾の名曲も数々書いていますが、彼の曲に挑戦していつも思うのは、二人で弾いて楽しいということです。一緒に弾いていて、スリリングで掛け合いが面白い。これはもうもうクララに寄り添うブラームスにしかできないアンサンブルの妙だと思います。これが終わったら次は「ソナタ」を勉強予定。これまた非常に手強い曲ですが、弾けなくても^^;面白いんです。

なぜ、これを痛切に感じたかというと、対してショパン。彼は誰でもご存知、“ピアノの詩人” 彼の曲は一人で大丈夫!彼には連弾、デュオはあまりないのですが、それでもあります。「ロンド」聴いているとブリリアントで流麗な曲なんですが、弾いていてこれがまたつまんない。二人で弾く意味のあんまりない曲だと私にショパンさんも言われたくないでしょうが・・、デュオの醍醐味はありません。これはやはり孤高のピアノ詩人と、ひたすらクララに愛を捧げたブラームスの違いに相違ないと私は勝手に思ってます。

ブラームスさんは13歳も年上のクララに一生寄り添い、クララが死んだ後、一年後に死んでしまいます。なんと情けない女々しい男だと思ってはいけませんね。本人は本望だったのでしょうか。数々の名曲をクララに捧げたブラームス。報われる報われないは彼に聞くしかないでしょうが、今なお、彼の曲が弾き手にも聴き手にも魅力あると愛されるのは、そんな彼の思いが曲に込められているからなのでしょうか。

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音楽、ピアノ関係」カテゴリの記事

コメント

桜桃さまのピアノの先生って、先日、NHK(だと思うのですが)のニュースに出ていらっしゃった方ですか?80歳でもなお、現役でピアニストだというニュースを見て、とても感銘を受けたんです。もちろん、まったく80歳には見えませんでしたが…そのニュースを見たとき、なぜか頭に桜桃さんのことが浮かんだのです。
まだ、その半分の年もいっていない私は、何をしているんだろう?と考えさせられました。

こんばんは。
「ブラームス大好きですよ!」
サガンの問いかけには、ひとまずこのように回答を。
ハイドンバリエーションは確かブラームス40歳のときの作品ですよね。記事にお書きになっているとおり、クララ・シューマンと切っても切れない作品です。というか、ブラームスの生涯そのものが彼女と関わっていたというべきでしょうか。
ただ、クララが亡くなって1年足らずで死んでしまったところがちょっと気に入りません。ちょっと女々しい気がして。
さて、この曲を演奏されるときは是非聴かせて下さいね。とても好きな曲なので。
シンプルで美しい主題、変幻自在の変奏部分、パッサカリアの終曲と、構成の上でも見事ですが、何より曲そのものが素敵です。
とりわけ、何曲目でしたっけシチリアーノ風の美しい変奏、それと雄大なパッサカリアが好きです。
今から楽しみにしております。

*葉月さま

コメントありがとうございます。いつぞやはご心配おかけしました。

>頭に桜桃さんのことが浮かんだのです。
うあぁありがとうございます。その方は室井摩耶子さんです。あの方の存在そのものが皆に感動を与えますね。私なんで問題外ですが、80になってもピアノが弾けていたら素敵だなあと思って、今細々とかじりついています。

>何をしているんだろう?
お子様たちをしっかり育てていらっしゃるじゃないですか。今はそれが一番かと。母が元気で生き生きして、それが子どもにとって一番!

*romaniさま

ブラームス、いいですよねえ。アンサンブルに取り組んで一層そう思います。彼の本領発揮でしょう。それもこれもクララのなせる業^^;男って女次第ですか?romaniさまにお聞きしたいわ(^_^;)
>何曲目でしたっけシチリアーノ風の美しい変奏
最後から二つ目の変奏です。掛け合いが見事。
>雄大なパッサカリアが好きです。
い、いちばん難しいです(;_:) でもカッコイイ。

>この曲を演奏されるときは是非聴かせて下さいね。
アハハ・・聴かぬが花ってことで(冷汗) まだまだ、とてもとてもですが、本気で頑張ろうと思っています。

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