6月1日

6月1日。今日の地震、びっくりしました。

月が変わったから記事書いておかないと・・・。というきまじめな私(爆)

ということで、ちょっと面白い(という表現が合うのかわかりませんが)ミステリーのご紹介を。

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中山七里著『さよならドビュッシー』

「最後にどんでん返しがあってね、面白かったです。思わず買っちゃいましたからね、クラシックのCDを。」<「ダ・ヴィンチ」9月号>と妻夫木聡さんも絶賛した音楽ミステリー。
祖父と従姉妹とともに火事に遭い、全身大火傷の大怪我を負いながらも、ピアニストになることを誓う遥。コンクール優勝を目指して猛レッスンに励むが、不吉な出来事が次々と起こり、ついに殺人事件まで発生する……。ドビュッシーの調べも美しい、第8回『このミス』大賞大賞受賞作。

内容的にはちょっとつらいものがあるのですが、音楽的描写、曲の説明など、ピアノに興味を持たせます。

妻夫木氏のコメントにもあるように、思わずCDを取り出して聴いてしまうかも(笑)

あまりにもベタな選曲でドン引く人もいるかもしれないけどcoldsweats01

ほら、赤いシリーズで水谷豊氏が弾いてた、、みたいなsweat01

でも、そのミーハーがいいのかも。だからこそ、ぐいぐいと最後まで一気に読ませたのでしょう。

それに、音楽を目指す人が必要な勉強方法などは、頷けるところが多々あります。

また、ピアニストの榊洋介氏、いいですね~shine

あまりいろいろ書くとネタバレになってしまうので、これくらいで興味のある方はぜひ読んでみてください。

いや~。なんだかいろんなことに振り回されて本もホント読んでないわ~。

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『時に海を見よ』 これからの日本を生きる君に贈る

ご存じの方も多いと思うのですが、感動的な本ですので今更ながらご紹介します。今日、NHKラジオビタミンで渡辺先生のインタビューの再放送があったので。

渡辺憲司著 『時に海を見よ』

41ydxszzrsl_bo2204203200_pisitbst_6渡辺憲司先生は、お江戸文化の研究家ですが、今現在立教新座中高校の校長先生をなさっています。

3月11日の大震災。その後、学校の卒業式、入学式はのきなみ延期中止になったのは周知の事実です。

立教新座高校も同様でした。そして中止になった卒業式のかわりに、渡辺校長先生のメッセージが中高のHPに掲載されるとその感動的な文章が大反響を呼び起こしました。

その後、そのメッセージに新たに加えられた先生の力強いエールとともに一冊の本になったのがこの『時に海を見よ』という本です。

数十分もあれば読めますので、ぜひみなさんに読んで欲しい一冊。

そしてあっという間に読めるけれどいっぱいいっぱいメッセージが詰まっていますから、何度も取り出して読み返したい本です。珠玉の言葉ばかり。言葉の持つ力を再認識しています。

本もぜひ読んで欲しいけれど、せめてこちらだけでも読んで欲しい。

18歳の君たちへ。特に男の子へ向けたメッセージだけど、すべての人へ、のメッセージになっています。

先生ご自身の経験、そして、江戸文化、キリスト教精神、外国の名言、日本文学など多岐にわたるジャンルから例をとりわかりやすく私たちが進むべき道を示して下さっていますので、みんなの指針となります。

読む人ごとに“ツボ”は違うと思うのですが、私はあえて言うなら

人には皆、過去がある。思い出したくない過去を持たないものはいないのではないか。(略) 過去の自分の過ちが心に澱となって溜まり、それを引きずっている者も少なくないだろう(略)過去は過去として受け止め、そのうえで新しい自分に生まれ変わるのが、リセットではないか。

そのチャンスが十八歳の春。

というところに救われました。嫌な自分を封印して生きてきた、だかこそ、日々ちゃんと生きなくてはと思ってきた。それを“リセット”と言ってもらって半世紀生きた今、ホッと出来た、救われた自分がいます。

そして、あの震災に遭ってなお、“海を見よ”とおっしゃる先生のメッセージをしっかり受け止めたいと思います。

NHKのど自慢で、東北の方たちが一番歌いたい歌は「北国の春」と昨日あさイチで言ってたけど、渡辺先生が必ずお歌になる歌も「北国の春」だそうですよ。

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衣類の持ち数調べました

最近のマイブームは“ときめく片付け”。以前はシンプルライフをめざしてたんですけど(爆)

証拠は2004年12月14日の日記に書いてました。それから家族編成はすっかり変わり、二人暮らしになりましたが、物は。。。そんなに増えてないというか、ファイル魔の私がちゃんとファイルしたチラシやチケット。旅行関連記事、料理ファイルなどごっそりすべて処分して身軽になってたはずだけど。

それでも家はなんとなく片付かない。

ということで、家族編成の変わった今が片付けに再挑戦するチャンス!ということで読んだ本が、近藤麻理恵さんの『人生がときめく片付けの魔法

なんだか、元気が出る本なのです。気に入ったので電子書籍まで購入してしまいましたsweat01

婦人の友(友の会)と似たような方法、同じようなことを言ってるんだけど、近藤さんのご本はなんだか心にダイレクトに響いて来るんです。多分どう生きていきたいか、どうしたいか、イメージすることの大切さを心から問いかけてくれているからだと思います。

まず、最初のミッションは洋服。

すべてとにかく出す!そして、処分するかしないかの判断基準は“とくめく”か“ときめかない”か。

しましたよ。ほとんどときめかなかった・・・(撃沈sweat02)

すべて処分したくなったけど、そしたら丸裸で(下着は持ち数には入れてないな。)暮らさなきゃいけないので、結局ほとんど処分出来なかった。

だけど、今後の指針にもなると思ったので、しっかり持ち数を数えました(友の会方式ですけど。下着、靴下、パジャマ、小物は数に入れない)。近藤さんは数じゃなくときめくかときめかないかが判断基準だと説きますが友の会は適量と説きます。友の会としては衣の適量は80枚くらいだって。この数はきちんと厳選したものなので、ときめくときめかないの基準と結果同じになるんでしょうね。

私はと言うと。

あまりにお粗末な衣生活に愕然としました。今後の覚え書きとしてきちんと書いておきます。数の羅列なので以下スルーして下さいね。

喪服、あまりの古さに先日新たに購入。前のごつい肩パットの入ったのも処分してなくて2枚。ただ、中のワンピースは夏に涼しいのでジャケットだけ処分したので1.5枚になったけど。

コート類 6枚(ハーフ、ロング、ウィンドブレーカー他) ミンクは処分した。今時毛皮なんて・・。嫁入り道具の不必要No何だろう?

スカート、なぜかたった4枚6枚しかなかった。あんまりだと思う。これはもう少し持った方が良いと思った。

ボトム、無駄に多い19枚、トレッキング用も入ってるけど・・。それにしても同じような色ばかりで変化が全くなくて全然ときめかない。これは、下半身をもっと引き締めないとときめくボトムスは買えないな。

ワンピース、3枚。 

セーター類、16枚。これでも数年かけて処分してこの数になった。ホントは全くときめかないけど、母が編み物をするので処分出来ない。

Tシャツ、カーデガン他、上に着る物、63枚。これらもほとんどときめかないけど、じゃあ何を着ればいいかわからないのでそのままにした。これは多分厳選して半分にするべきだと思ってます。

ジム用のスポーツウェア上下5組。こんなにいらないけど、夏合用3組、冬用2組だから仕方ないね。

全くときめかないけど処分出来ない舞台衣装 5枚。これでも、数年かけて随分処分した。

スーツは、何年も前に購入したものばかりで顔映りが全くかわってて着られなくなってたので持ち数0にした。これもいざというときダメだよなぁ、と。

合計123枚。舞台衣装とジム用を除いたら110枚前後ですけど・・・。まともな物がないんだから。

そして、夫のお洋服も今日トライしましたよ。

夫は計71枚。でもこれには仕事用スーツ、コート、ワイシャツは含まれてませんので、多いよ。もっと減らそうよ。とは思うけど。人のことは言えないわねcoldsweats01

以上、この数だと、多い多いと思ってたけどそうでもなかったらしく、近藤さんのたたみ方と収納法で納めると、夫の衣装と合わせて、洋服ダンス、整理ダンス、押し入れスライド衣装ケース1段にきちんと収まりましたので衣替えの必要がなくなりました。

以前、5人家族だったときに、狭い家の狭い収納をフル稼働させてまるでパズルのように入れ込んで、年に何度も大騒動して衣替えをしていたのが嘘みたいです。身体の負担もすごく楽になりました。

上着をもう少し厳選して、ときめくお洋服ばかりにして。持ち数はふやさないように。

今後どういう風に生きていきたいか、先日の三上さんのアドバイスなども一生懸命参考にして衣生活に取り組みたいと改め思ってます。

さ、次はいよいよ一番の懸案事項の本とCD。これは私ではどうにもならないけど・・・。これをもう少しなんとかしないと身の危険があります。

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『グレン・グールド 未来のピアニスト』刊行記念トーク&ミニライブいってきました

私も一応ピアノを勉強してるんだ、ッて話をした方がいいかなぁっと思ってsweat01お出かけは市中引き廻しと遊びだけじゃないのです(笑)

8月27日(土)、ピアニストで文筆家の青柳いづみこさんの新刊『グレン・グールド 未来のピアニスト』の発刊記念トーク&ミニライブをみるために渋谷のタワーレコードに行って来ました。

青柳さんのご著書は随分読ませていただいています。難しい内容をわかりやすく書かれているのでとてもためになるのです。

このグレン・グールドも書評が日経新聞に掲載された時からぜひ購入しようと思っていたらトークショーがあることを知り、待ちに待って行って来ました。

お相手はロック評論家のマイク越谷氏。

グレン・グールドは、私は中学生の時、レコードを買って聞いていたらうなり声がするので、これはなにかの間違いか?と何度も何度も一生懸命聴き直したという。物を全く知らなかったんですね^^;;;

まずは、青柳さんのピアノ独奏から始まります。クープランのパッサカリア。そして、なんと!その曲を弾いている若き日の(14歳)のグレン・グールド自身の録音を聞かせてもらいました。

成熟したグールドとは全く別物の演奏で、びっくりです。なんと、お父さんがそのころ出たばかりのオープンリールの録音機を購入して録音したんですって。よくぞ残っていた。

また、グールド作曲の曲をまずは青柳さんが演奏されて、その後、グールド自身の演奏と聞き比べたり、他にも、ショパンを弾いている録音も聞かせてもらいました。

その後のトークでは、演奏家としての活動をすぐやめてしまったこと、ロック評論家越谷氏からは、ビートルズやエルビスプレスリーにも話が及び、1950年代の音楽界のことなど興味深い話が満載でした。

戦争で大物ピアニストが次々いなくなったり、ディヌ・リパッティが夭折して、戦後、売れるピアニストがいなくなりました。そのためクラシック音楽界としては、新星としてグールドを発掘してスターダムに押し上げた、などという業界内輪話など興味は尽きません。

今では売れるピアニストがいないから探すなんて、考えられないことです。

40分ほどの短い時間でしたが盛りだくさんでした。

その後、サイン会。私は本と、ドビュッシーのCDを購入。どちらにもサインしていただきました。

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そして、おみやげまで・・・。

グールドはこのビスケットとお水だけで生きてたらしい。一人一枚ずついただきました^^;;

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やっぱり変わった人、ではあったんですねcoldsweats01。ますます本を読むのが楽しみです。

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のだめカンタービレ ♯24

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やっぱり~というか、なんというか・・。出ました!#24 番外編としてです。

あの中途半端な完結編だけではきっとすむはずがないとは思ってたんだけど。

そして小ネタ対応で一応中途半端だったものの整理整頓が進行中になってますsweat01>#24

いいな~、商魂たくましい。ちゃんと映画公開にあわせて発売だもんなぁ。

そして、なんと番外編の第1巻ですって。ってことは続きも出るわけでして。ハハ・・笑うしかないわ。

ただ、この番外編、肩の力抜けたよう感じでパリ編よりはずっと面白いです~。どだい無理な話やったわけよ。パリに行ったのは。

やっぱり峰くんや真澄ちゃんが出てこないとのだめじゃないもんね~。

ネタばれになりますが、この番外編、「魔笛」です。今度はオペラだって。

オーディションやら演出やら、娘や息子たちが子どもオペラでまさにこの建物のなかで練習をしていたのを思い出して嬉しかった。

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11月みそか、のだめのこととか

まずは、11月最後のお稽古。11月28日のお稽古です。
皇居前はすっかり色づいたイチョウも落葉が始まっています。

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日比谷公園にて。

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そして、こちら。

「のだめカンタービレ」とうとう完結!
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今や全国区になってしまったのだめだけれど、こちらのブログとかあちらのブログとか、こんなに全国区になる前から密かに盛り上がっていた“のだめ”

とうとう完結しました。

作者さんの体調不良(?息子情報^^;;)で、休載、その後完結という経過をたどった事はわかってたし、コミックスの完結編出るのもわかっていたのですが、全国区になるにつれて私の愛は反比例・・sweat01

発売日に買いに走るなんてせず、今日ようやくお籠もりから復帰してヨガに行った帰りにゲットしてきました。

パリに行ってからは、う~む、このままでどう落とし前つけるのか心配していたら、果たして・・。こういう結果となりました。もうこれ以上無理だってば。20巻目くらいからは読むのも苦しく・・・。完結して私も心底ホッとしました^^

仕方ないよね。作者さんも出産とか一大転機がおありだったわけだし。作者の二ノ宮さんには次のマンガでお会いしたいと思います。って、ポツポツと番外編とか続編とかあるのかなぁ。

生徒たちもこのコミックスのおかげであれ弾きたい、これ聞いたと、非常に音楽そのものにも興味を持ってくれました。あちこちに音楽ファンを増やしてくれてその功績は大きいと思います。

マンガの影響力の大きさを改めて感じさせてくれた“のだめ”にありがとう!と言いたい。

さ、私もようやく体調も復活。クリスマス会に向けて頑張りま~す!

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カズオ・イシグロ著 「日の名残り」

Photo昨年読んだ本の中で特に衝撃的、感動的だった「私を離さないで」と同じ著者 カズオ・イシグロ氏の小説。

品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬 慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々―過ぎ去りし思い出は、輝きを増して胸のなかで生き続 ける。失われつつある伝統的な英国を描いて世界中で大きな感動を呼んだ英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作。(BOOKデータベースより)

「私を離さないで」は非常に悲劇的な話ではあるのに、読み終わると不思議に癒され勇気づけられたのに対して、この「日の名残り」は、穏やかに人生の黄昏を向かえたと一見見える“執事”の人生そのものが、実は愚かな(と、私が言っていいのかわからないけど)物であったと暴かれ、どんどん悲劇的になっていく話である。

彼と供に黄昏れの場所で海を見ながら呆然と涙が溢れる錯覚に陥った。でも尚かつ前を向かなくちゃと背筋の伸びる思いで読み終わった。

読んでるうちに、私も執事スティーブンスと一緒に車に乗って旅に出ちゃったからね。そして、彼の振り返った時代にもお供しちゃったしね。かつての大英帝国へ。イシグロ氏の文章の上手さに巧みに乗せられて。

英語は全く出来なくて日本語もおぼつかない私が言うのもなんですが^^;;土屋政雄氏の翻訳の文章が素晴らしい。多分、イシグロ氏の英文の雰囲気が正確に伝わって来ているのだと思う。

サクサクどんどん読んでしまうのが惜しくて一字一字丁寧に読みました。

次は「浮世の画家」。こちらはアホでして~、お江戸の浮世絵の話かと思って買ったら、どうやら違うらしい(汗)

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9月8日


長男に出された課題図書^^;;

毎週ちょっと楽しみにしている番組がある。こちら

以前から何度見ても“爆問笑問”と思い込んで頭がリセット出来ないのでだけけれど。今日もその放送がある。良い子は寝る時間なので、なかなかその日のうちに観ることが出来ないことも多々ある。したがって今日放送分はすでに先週から予約済み、するほど楽しみに待っている。

本日の出演は浦沢直樹氏。

って、別につい数週間前までは興味は全くなかったのだが、息子に課題図書と出されて↑読破して以来、すごく興味を持って彼の動向を見ている、その浦沢氏がご出演なので観るしかないでしょ。

息子曰く、浦沢氏のマンガ人気ランキングの第3位があの「20世紀少年」。で2位がこの「PLUTO」で、1位はなんだっけかな?忘れましたが・・。すごく面白いから読め読め、20世紀少年よりランキング上だぞ、と脅され。仕方なく読み始めた。

で、次は?何巻?ないの?

4巻までしか手持ちがないという息子。残りを母に買わせようという魂胆だったのだと思うが思う壺にはまり買いそろえてしまった。

私たち世代にとっての神様手塚治虫氏へのオマージュなんだから読まないわけにはいかないわ・・・。

今日の放送では、映画「20世紀少年最終章」の最後の10分に対するコメントもあるようですよ。

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宮部みゆき著『あかんべえ』

お盆も終わり、夏休みも後半。みなさまいかがお過ごしですか?

夏休みの宿題に読書感想文があったのはいつまでだったか??文章書くの苦手。悪筆だから文字書くのも苦痛。そういう生活から解放されてせいせいしていたのに・・・。

そんな私がこの本読んだよ~なんて、ブログに書き散らしているなんてすご~く変ですが(笑)、余りに面白かったので、他の夏休みの宿題は後ほどということで、こちらから。
って、ちゃんとした感想文なんて書けません。当然ですが・・(なんていばってどうするcoldsweats01)

1_32_3宮部さんお得意の、江戸時代、舞台は深川。料理屋を新規に出すことになった一家が移り住んだ家で起こる数々の出来事を、娘のおりんちゃんを通して解決。そして、それが人の魂の救済となり、生きる希望を与えてくれる物語です。

全編、お化けさんの見える娘のおりんちゃんの視点から語られて、どんどん話は進み、一気に読ませてしまいます。最後はもうもう息をつかせぬ展開で、まるで場面が目に浮かぶようです。

もう一つ、楽しかったのは料理屋さんのお話ですので、その登場するお料理の美味しそうなこと。文章からお料理が見えるようでした^^

それにしても、宮部さんが書く十代の女の子の心理描写はいつもながら見事です。今年になって読んだ宮部作品『弧宿の人』『おそろし』もそうだけれど、彼女たちがいろんなことに正面からぶつかって乗り越えて行く姿に、清々しさを感じて、私たちを元気にされてくれるのです。

夏にぴったりの一編。

ここんとこシューマンやらショパンやら、専門分野の本に翻弄されて楽しみとしての読書を全くしてなかったので、久しぶりで昨日から一気に上下読了しちゃいました。逆に言うと、これだけサラッと読ませちゃうのはサラッとしすぎとはいえ、楽しい読書は嬉しいheart04

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青柳いづみこさんのご本

1青柳いづみこ著 「モノ書きピアニストはお尻が痛い」

オンでもオフでもお世話になっているromaniさんがご推薦されていたので、早速図書館で予約(買わないのよ^^;)。これはあっという間に手元に来ました。で、面白くってあっという間に読了。

いろんな作曲家考察も出てくるのですが、切り口が面白くて深い洞察力に感心しました。今丁度シューマンを勉強していて、シューマン関連の書籍をいろいろ読んでるんだけど、これがまぁ、はっきり言って面白くない。作曲家研究者に文章力を期待しても仕方ないんだけれど。それが、青柳さんのシューマン像のくだりをちょっと読んだだけでそちらの方がずっとためになりました^^;

そんなこんなで、全編、ためになるは、面白いは、でした。

なので、今度は本屋で平積みの面白そうなのを見つけたので、珍しくゲット。
2 青柳いづみこ著 「ボクたちクラシックつながり」-ピアニストが読む音楽マンガ-

“のだめ”“ピアノの森”“神童”が一緒に楽しめる本です^^;

ピアノに興味のある人以外には何の必要もない本だとは思います。が、ピアニストの生態がリアルに書かれているので、少しでも音楽に興味のある方にはオススメです。

青柳さんはかなり膨大な資料を読み込み、すごい情報量を平易でかつ表現力のある文章で表現されているので、この一冊で数十冊読んだのと同じくらいです。

最終章の「ピアニストは本当に不良債権か」のくだりは身につまされます。今現在の音大事情や世界の情勢など、深刻な問題です。

一昨日の会には、音大に入ったばかりの、なんと18歳!の男の子が二人(彼らはピアノではなくてソロ楽器ね)も出演していたのですが、

「この世でもっともまともでない職業を選んだ」ということすら認識していない音大生の一人(著書)、に彼らはなってしまったのです。おばさんはちょっと心配になりましたが^^;彼らに今できることを精一杯頑張って欲しいなぁと演奏を聴きつつエールを送りました。

が、最後はピアノを好き、クラシックを好き、音楽を好きということで、みんなつながっている、素晴らしいことですね。

だからこそ、今日もまたあちこちで音楽という魔物にみんなが魅入られているのです。

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