電子ピアノのこと
8月24日土曜日。
参加させてもらってるピアノサークルの練習会に門前仲町まで行ってきました。
レンタルスタジオがあるのです。毎回場所が変わるのですが・・、今回は門前仲町だったので、お江戸歩きが趣味の私がお参りしないわけにはいきません。
みんな興味ないから私そそくさと急ぎます~、罰当たりですね^^::
練習会のあとの二次会だけど、メインはこちらでしょ~(笑)
このサークルは社会人のピアノ愛好家の集まりです。みなさんまっとうな社会人ばかりです(笑)。いろんな環境でピアノが好きで続けている方ばかり。音楽と一生お友だちでいられるってなんて素敵なことだろう、私の仕事の意義は、生徒をこういう方たちのようになってもらうお手伝いだ、と再認識出来る場なのです。
いろんな立場の方がいらっしゃるので、話題はもうそれこそあちこち飛んで、興味深いことばかり。楽しい楽しい二次会なのですが、いろんな環境・・・。それはお仕事をしてその隙間になんとか練習時間を捻出してピアノを続けている、人たちが多いこと。
従って、ピアノもなかなかアコースティックピアノでガンガン練習出来る環境にない方も多いのです。深夜に生のピアノをどんどん弾ける環境なんて、あまりないですもの。
そこで、電子ピアノの話になりました。
そりゃ~、生のピアノで、そしてグランドピアノで練習できるに越したことがないのはみなさん分かっています。でも、いろいろな事情で電子ピアノしか持てない方も大勢。
それは生徒さんたちも同じことですね。
前から、電子ピアノで練習する際に気をつけて欲しいなぁと思っていたことがあったのは音量。そうなんです、電子ピアノの一番の問題は、音量を小さくしたスピーカー音で弾くこと。どうしても音が小さいので腕、肘でガンガン弾く癖がついてしまいます。
なので、出来るだけスピーカーはマックスとは言わないまでも6割から8割くらいの音量を出して欲しいと思っていました。でも、そうなると住宅環境では出せないかもしれない。
そうしたらヘッドホンを使うことになる。小さい生徒さんはヘッドホンはどうなんだろう。
長時間の練習では耳疲れの問題も起きる。
実際、練習してる方に聴くと、それは涙ぐましい工夫をされていました。
ヘッドホン、スピーカー、いろいろ試すけれど、スピーカーだと夜は音量が出せない、
いろいろ試したけれど、やはりヘッドホンが、腕や音を聴くと言う面から、一番良いかも・・とのことでした。でも疲れるのでヘッドホンを首にかけて大音量にして耳の回りから聞こえるようにしてみるとか。。。。いろいろ試しておられました。
電子ピアノで練習する際は、ヘッドホンを使わない場合、なるべく音量を上げて、練習する。
そして、レッスンに来たときに、私のピアノで生グランドピアノの感覚を覚えて、家でもイメージする、その繰り返しをして欲しいです。
それから、もう一点、譜面台の位置。
グランドピアノは譜面台が上にあるので、楽譜を見ていると手は見えません。手を見ていては楽譜が見えないので、手を見ないで弾く習慣がつきます。
でも、電子ピアノは下、鍵盤に近い高さに譜面台があります。したがって楽譜を見ていても手が見えてしましますので、楽譜だけみて手を見ないで弾くという習慣がつきにくい。
昨日も、楽譜を見てたら手が見えないから暗譜するしかないの~なんておっしゃってましたが、大人ならそれでも良いと思いますが、“手を見ないで楽譜だけ見て弾く”習慣をつけるため、電子ピアノで練習する場合、譜面台を上げる工夫をして欲しいと思います。
その方も本を重ねたりして高くする工夫したりしてたって。
電子ピアノの良さももちろんありますが、読譜、脱力、音の響きを聴くという観点からは、電子ピアノを弾く際にはちょっとした工夫、イメージトレーニングなどで補うといいなぁと思います。
ちょっとした工夫でずっとピアノを続けられたら、何よりですね☆
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