今日は、息子の学校の強歩大会でした。強歩とは造語です。52キロにも及ぶマラソンのことです。変な学校だから、52キロも走るんです。おまけに公道を使わせてもらって。ホント迷惑な学校行事です。で、本来ならここで私は息子が完走して感動と喜びのココログを書く予定だったんですが、息子は結局完走できず、本当は彼のプライドのためにも書かない方が良いのかとも思ったけれど、私の気が納まらなくてちょっと書き留めておこうと思います。
この学校行事、もちろん学校をあげての行事だし、いろいろ盛りだくさんな学校行事の中でも、一番重要な行事です。親の協力も変な学校なので半端じゃない。総勢700人余がお手伝いで参加します。公道なので横断歩道毎に全行程保護者、先生が旗を持って立ち、救護車、先導バイク、警察のご協力もいただきます。もちろん、地域の方々も。当然私も旗振りに三年間参加してます。
息子は1年生のとき、巻き爪に苦しみ、化膿してしまったので何の調べもしないまま近所の医者が連れて行きました。それが大間違いでした。とっても可哀相な目に合わしてしまい、当然再発。簡単に考えていた私たちが甘かった。結構これで苦しんでいる人は多く、治療も本当にさまざまです。で、これはいけないといろいろ調べたどり着いた治療でようやく、今は完治しましたが、最初の強歩大会には治療は間に合わず二十数キロ走った時点でリタイヤ。二年生のときはいつも本気を中々出さない奴がめずらしく自主練習をしすぎて、大会4日前に中学の部活で痛めた足の古傷が再発、ドクターストップがかかりました。
で、満を持して三年生。一応彼なりに万全を期していたようです。体調も。親としては自信につなげるために絶対完走して欲しかった。彼の学校は平気で“文武両道”と簡単に言います。両方こなして当たり前、というスタンスです。でも、そんな子ばかりじゃないと思うのに。そんな中、一二年を棒にふった彼にとって最後のチャンス。でも、そんなに甘くなかったようです。今年は三十数キロ走ったったところで制限時間切れ。当然チェックポイントがあって、そこに制限時間が設けられています。公道を使わせてもらうので、それは当たり前ですよね。で、チェックポイントに10秒足らず、停止。時間厳守。そのチェックポイントさえクリアできれば後はなんとか歩いてでもたどり着けたのに。そりゃぁ辛くてしんどいでしょうが、後一歩本気出せないというか、根性がないんでしょうね。運動部の子を除いて大半がよろよろ、頑張ってるもの。みんなほとんど同じ状態。
帰ってきて、さすがに無念だったらしくて、彼にしてはめずらしく痛々しい様子でした。でも口では絶対そんなことは言いません。相変わらず格好つけてました。ようやく、夕食には復活。でもその程度で復活できるくらいだから、だめなんですよね。死ぬ気になれよといいたい。親として歯がゆい。でもそこが彼の良い所でもあるのですが。穏やかな子です。でも根性はないはなぁ。姉ちゃんと足して2で割ったらちょうど良い^^;
“文武両道”の文は勉強したらしただけの、しなかったらそこまでの成果がちゃんと出ます。ある意味公平。武は気力だけでも駄目、身体がついてこなければ。シビアだと思います。だからこちらの挫折のほうがショックは大きい。一年生の冬に体育の柔道で首の捻挫もしたし、その、治療に何ヶ月もかかりました。いろいろあるわぁ。無事これ幸いと本当に思います。でも、息子のこの程度の身体の故障は世間でいろいろ苦しんでいる方に比べればどうってことない程度ですが。でも、やっぱり、武が当たり前の学校では少々辛いかも。息子にはこの悔しさをバネにしてほしいなぁと思いますが、そんな奴じゃないんですよね。バネにして、人生頑張るなんて彼のスタンスでは決してないので。夫には「彼なりに頑張って悔しいんだから、帰ってきたらごちゃごちゃ言うなよ」と釘をさされました。だから言いませんよ。傷口に塩を塗るようなこと。でも言いたいわぁ、根性なし!自分なりに頑張ってるなんて言ってないで一回くらい格好つけず本気見せてよ。一応彼の名誉のために一言付け加えると、決して運動神経が悪いんじゃありません。そこそこできると思います。ただ根性と持久力がないのです。
さて、彼は、完走できなかったこの悔しさをどう消化して落とし前をつけてくれるでしょうか?来春にはさぞよい結果を出してくれることでしょう(-"-)。みんなに言われます>私「あなたにはまだ弟がいるから、また彼で楽しめばいいじゃない」とか「まだ、下にいていいわねぇ。」とか・・・。え?それは全く別の問題(;_:)
最近のコメント