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連弾の楽しみ

私は先月10月23日土曜日友人のピアノ発表会で、連弾を3曲演奏させてもらってきました。あの、地震の日です。三週間余りたつのですね。この記事はその際ファリャのことを書いた後すぐ下書きをしてあったのですが、その後いろいろ起こるは、他に書きたいことが出てくるはでアップするところまで、書き上げられなくて。ようやく、今、ちょっとまとめておこうかなぁと思います。

最近二人で弾くていうのにはまってます。人恋しいのか、歳のせいなのか。ピアノってとっても孤独な楽器なので、一緒に音楽を作る醍醐味を連弾やらデュオで味わっているのです。先輩にはアンサンブルばっかりやってないで独奏の勉強続けないと駄目よとは言われますが。アルゲリッチでさえ、もうソロ活動はしないと宣言し、もっぱら室内楽やデュオのコンサートを開催しています。CDもそんなのばっかりだし。いや、別にアルゲリッチと私が一緒だといってるのでは決してありません。そんなおこがましい・・・。ただ、あのアルゲリッチがそういう心境になるっていうことが興味深いのです。まだ、彼女のデュオを生で聞いたことがありません。もっぱらCDとLIVE映像ですが、それだけで十分アンサンブルの素晴らしさががんがん伝わってきます。

さて、一緒に弾いている友人とは「アンダンテやらラルゴやら・・」と教えていただいた恩師の同門下生同士です。この門下って言うのは不思議なつながりで、もちろん友人でもあるのですが、同じ釜の飯を食べた同士ってところでしょうか。私たちの出た学校は関西の比較的のんびりした自由な校風の大学の音楽部で、ライバルっていう意識は全然なかったです。だから甘いといわれたらそれまでですが。でも二十数年年ぶりに一緒にまた勉強を始めたらパッと学生時代に戻れるのはすごい。ちょっと住んでいる所が離れているのですが一ヶ月に一回お互い行き来して合わせる練習をしてます。

私たちって真面目だなぁって思うんです。10時から12時まで二時間。お互い駅に近い所の練習室を借りてばっちり、おしゃべりもせずひたすら頑張ってます。私が彼女の所に行く日は7:56発の電車に乗ります。向こうにつくのが9:43。で、音楽を作る上での意見交換はしますよ、でもフツーのおしゃべりはせず、ひたすら弾いて・・・、パパっとお昼ごはんを一緒に食べ、前橋12:54発に乗って帰ってきて私は3:00から生徒のレッスン。彼女が来るときはその逆。なんで、こうまでしてそんなことやってるんでしょう。これはやはり一緒に弾く魅力に尽きます。できなくても、中々うまくいかなくても楽しい。だんだん、一緒に弾いているうちに仕上がっていく楽しみもある。息がばっちり合う時っていうのが絶対あって、その瞬間が快感です。一人で弾くのとは全く別の楽しさです。
 
で、二人でデビューする日も近い?^^; いや、とんでもないですが、そんな日を夢見て頑張っています。またまたブラームスのこと書けなかったわ。そのことについてはまた、近いうちに・・・

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