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『五線譜のラブレター 』

シャンテシネマを横目で見てこの映画観たいなぁと思いつつ東宝に通っておりましたが、明後日の雪組公演千秋楽を待たずにマイ千秋楽が先日終わりましたので、映画『五線譜のラブレター 』観てきました。シネシャンテ1で上映中です。

この映画はいわずと知れたコールポーターの伝記映画です。コールポーター。宝塚ファンならはずせない。違うって・・・宝塚ファンじゃなくても誰でも知っている。彼亡き後も歌い継がれている数々の名曲を生み出した、世界のソングライターです。

死を目前にして回想するポーター。コールとリンダ夫婦の愛情、愛憎もあると思う、を軸に、彼の名曲が全編流れ、彼の数々のヒットミュージカルから数場面ちょっとずつ入る、というオーソドックスな映画です。淡々と観ていたのですが、彼の最大のヒットミュージカル『キスミーケイト』のなかの最大のヒットナンバー「ソー・イン・ラブ」が流れるシーンだけのために、また観たいなあと思いました。もう、あのちょっと暗めのイントロを聞いただけで涙が溢れてきました。ポーター役のケビン・クラインの歌が素晴らしい。歌自体ならも本当にたくさんのもっとうまい歌手があのナンバーを歌っています。でも彼の歌があのシーンにぴったりで、この映画の成功につながっていると思います。いつもいるはずの隣の席に妻がいない。その切なさがひしひしと溢れます。ラストは明るくポーター自信の歌声で「ユーアーザトップ」 これしかないというエンディングでした。

ポーターの名曲に包まれて、幸せなひと時でした。でも、観客は当然、中年以上のカップル、おばさんたち。たまにおやじさん。かなり平均年齢は高いと思う・・・。若いカップルはちらほら。若くしてあの映画を観るのはかなり渋い趣味とみた(^_^;) 

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