女流工芸展
今日は、女流工芸展のお話です。先日行ったキルト展のお隣のお部屋で昨日から開催されております。出品しているのはもちろん、私じゃあありません。別の友人です。出すなら前もって言ってよ~。水曜日の夜連絡がありました。明後日までなので、今日しかないじゃない。おまけに隣なんて。一回ですんだのにい。でも行ってきました。
こちらはこちらですごかったです。染色、織物、七宝、木彫り、人形、和洋の刺繍、押し花、陶芸・・・・いやもうあっちもこっちも書ききれません。世の中に、こんなにあらゆることやってる人がわんさかいるんですねえ。これは一般公募で作品を募り、その中から展示してもらう作品に選ばれないと展示してもらえないようです。その中からどうも推挙っていうのをされると、この協会の一般素人さんよりワンランク上になれるようです。そうなったらどうなるかは知りません。知事賞とか、いろいろ賞ももうけてあり、何点が受賞されておられました。
先日のパッチワークといい、今日のこれらの作品群といい、素晴らしい才能、技術を持つ人が普通に一杯おられるって事ですね。これらの作品すべて、時間を集めた結晶のようなものですね。時間をあつめ、形にして残していく作業。
で、私のことを振り返り・・・。私は時間との勝負は同じだけれど、私の好きなものは“なくなるもの”が好きなんだなあと思いました。いえいえ、先述の作品がどうこうというのではなく、自分の好みというか追いかける嗜好がです。
自分の仕事である、ピアノ。これはもうもう、毎日練習したって、どうなるか全く目に見えない。音楽は時間の経過と空気の振動で表現するわけですが、発したと同時に消え続けながら進んでいく。舞台、これもまさに時間と空間の芸術です。そして、身近なところで、家事のなかで何が一番好きかというと、私は手芸もお裁縫も一応^^;ちょこっとだけ以前はしていましたが、今でもやっていて一番好きなことは料理です。食べたらなくなっちゃう。これは作るのは苦にならない。ただ、今は時間が勝負なので、手を抜かざるをえないところがあるが・・。
どうも私は形に残すことより、残さずパッとなくなってしまうものがいいらしいです。なくなってしまう、でも何かが残る、そういうものにより魅力を感じるらしい。と、二つの展示会をみせていただいて、つらつら考えました。
それにしても、世の中には手に技のある人の何と多いことか。いやぁ、(@_@)しました。
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