シューマンはお好き?
ETUDEさんの記事を読ませていただいて、私も聞きたくなったのでレッスンの合間に聞きました^^
生徒は夏休み。中学生は塾の夏期講習と部活の合間にレッスンを入れることは当然なので、良いとしても、まあ、小学生、遊びに行きます、キャンプに行きますで、変更、変更が相次いでおりますーー 今日も朝からレッスンをして、お昼からもレッスン。明日も振り替えの振り替えで11人レッスンの予定。当然年間レッスンカレンダーは渡してありますので、センセの夏休みも十分みんな承知の上でのお申し出ですので・・・、気の弱い私は皆さんのご要望にお答えしてしまって、こんなことになってます。ちょっと愚痴ってしまいますが、キャンセルになってぽっかり時間が空いても、それはそれ。虫食いのようにレッスンが空いてもなあ。
そんな、疲れた私に今日のシューマンは心癒してくれました^^
私が聞いた一枚。romaniさまご推薦の曲「花の曲作品19」が入った一枚です。
謝肉祭 作品9
幻想曲 ハ長調 作品17
そして、花の曲 作品19
演奏:クラウディオ・アラウ
あいにく、ご推薦のホロビッツ演奏版はなかったので・・。聞いて好きと演奏して好きは私の場合全然別で・・。どの作曲家のピアノ曲を弾くのが好き?と聞かれたら私はためらわずにシューマンと答えます。ショパンだって、ブラームスだって、ラフマニノフだって大好きです。近代曲も。やはりピアノが好きなので、ピアノ曲を聴くことは、どんな曲でも大好き。でも、弾くのはシューマンです^^ なぜ?私の場合、彼の不安定な精神状態が私の気持ちにマッチしているなんて言ったら変ですが、ストレートに旋律が訴えてくるのではなく、あちらからもこちらからもうねるように訴えかけてくるのを楽しみながら弾くのが好きと言えるのでしょうか。これを音楽用語でいうと“ポリフォニー”ってことなんですけど。
さて、今日の一枚。アラウのシューマンは淡々と、でも熱い演奏です。すなわちロマンティックさは失わず、でもくどくならないシューマンです。彼はアルゼンチン出身の演奏家です。演奏に品があり大好きな演奏家の一人。
今度はぜひ、ホロビッツのシューマン、聞いてみたいです。ということで、TBさせていただきます。
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こんばんは。
シューマンへの熱い想い、よーく伝わってきます。私もすっかりシューマンのうねりの虜になりそう!これからじっくり聴いてみますね。
ところでアラウのシューマンですか。どちらかというと、ベートーベン弾きブラームス弾きのイメージが強いのでちょっと意外な気もしますが、そういえばショパンも素晴らしかったですよね。私もまた聴いてみたいと思います。
投稿: romani | 2005/07/28 23:30
ありがとうございます^^
“うねり”はちょっと大げさかなぁ^^;とも思うのですが・・。でも、そんな感じでしょ。
>ベートーベン弾きブラームス弾きのイメージ
そうですね。彼校訂のベートヴェンのソナタ集ははとても参考になります。でもね、シューマンも是非聞いてみてくださいね。
投稿: 桜桃 | 2005/07/29 14:21
今息子が「飛翔」を弾いているんですが、これが苦戦しています^^;
初めてトライするシューマンの曲でしたが、
やはり付き合ったことのない人とは、うまくいかないみたいで…。翻弄されています。
聞いた時はかっこいいと思ったみたい。
やはり、聞くのと弾くのとは違うみたいですね^^;
投稿: riro | 2005/07/29 18:11
わぉ!飛翔ですか、これまたかっこええ。
つきおうたらええ人や思いますでぇ。
ちゃっ、ちゃっ、ちゃ~ちゃちゃん、ちゃちゃちゃちゃー♪のあとの、た~ら~たらってとこを、思い切ってうねってみてください^^; で、そのあと思い切って見得を切る!
いかがでしょう…。
投稿: 桜桃 | 2005/07/29 21:33
ちゃっ、ちゃっ、ちゃ~ちゃちゃん、ちゃちゃちゃちゃー♪のとこは聞けるようになったのですが…。
そうですか。た~ら~たらってとこは、思い切ってうねるんですね! そうそう、全然うねってなんかなかったですよ^^;
早速、息子に言ってみます!
これは、まさにブログ・レッスン!?
貴重なご助言、ありがとうございましたm(_ _)m
投稿: riro | 2005/07/30 19:21
riroさま
私のレッスンにお付き合い下さりありがとうございます^^;
ロマン派は結構、カッコつけて弾くといいかも。うねって、パシッと決めるところは恥ずかしがらずに決める!特に男の子はね^^
期待してますよ~。
投稿: 桜桃 | 2005/07/31 00:32
こんばんは。
今日池袋のHMVに行ったらアラウのCDが並んでいて、その中にご紹介されているシューマンを見つけました。限定の廉価盤だったこともあり即ゲットして、今聴いています。
とても優しい演奏ですね。決してべたつかないけど、けなげなくらい気持ちがこもっています。ブラームスなんかで見せる剛毅な表情とまったく違いますが、きっとどちらもアラウの素顔なんでしょうね。
すっかり気に入りました。
投稿: romani | 2005/12/10 18:25
romaniさま
お聞き下さいましたか^^
アラウ爺ちゃん、いいでしょう。今モーツァルトも聞き比べているのですが・・・、リリーさんはお転婆モーツァルト、内田さんは深刻^^;モーツァルト、爺ちゃんは明るい幸せになるモーツァルトです。
ショパンコンクールの時も、若いピアニストの合間に爺ちゃんのショパンを聴くと全く違うアプローチで新鮮だったりします。爺ちゃんは何を弾いてもアラウ爺ちゃんのピアノ。これはすごいことだなあと改めて思ってます。
>決してべたつかないけど
本当に。これが爺ちゃんの最大の魅力でしょうか^^
投稿: 桜桃 | 2005/12/10 20:30