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『モーツァルト!』観てきました

本日(7月30日)、帝国劇場で東宝ミュージカル『モーツァルト!』夜の部観てきました。

配役
レオポルト(モーツァルトの父)   市村正親
ナンネール(モーツァルトの姉)    高橋由美子
ヴォルフガング・モーツァルト    井上芳雄
コンスタンツェ(モーツァルトの妻) 木村佳乃
ヴァルトシュテッテン男爵夫人   香寿たつき
コロレド大司教            山口祐一郎

という、超豪華キャストです。一言、楽しかった。素晴らしかった\(^o^)/です。いろいろ突っ込みどころはあったのですが、それを置いておける豪華キャスト。何より音楽が良かった。三時間、溢れる素晴らしい音楽の中にいて幸せでした(^_^) 注:モーツァルト自身の音楽はちょこっと挿入程度です。

お話は、モーツァルトの生涯と言ってしまえばそれまでですが、一般に良く知られている映画『アマデウス』と大きく異なる点があります。私たちの知っている神童モーツァルト像としてアマデという子役を配し、実像を井上(中川)モーツァルトという二人一役にして、より、実像へのアプローチを試みたと言う点です。より身近になったと言えるでしょう。現代の若者に近い、等身大モーツァルトとして、私たちの前に現れました。

ただ、実際のコンスタンツェは世界三大悪妻の一人と言われているのに、ここでは、ああなったのは、モーツァルトおまえののせいだよ、ともいえる解釈。小池センセ、女性に甘いですかぁ?って印象が^^; まあそれは置いておいて・・・。

井上モーツァルト、クリス(ミスサイゴン)の時は感心しなかったんですが、「僕自身が音楽」って言うのが全身から湧き出る熱演。よかったわぁ。来年6月のミーマイは絶対観るぞと固く決意(^_^;)

市村父、文句のつけようがありません。完璧。あんたのためにモーツァルトは苦しんだよ~。でもあなたのおかげで神モーツァルトが誕生したんだぁ、って迫力。ファザコンモーツァルトの対象にぴったりでした。

木村コンスタンツェ、三井住友銀行キャンペーンガールだから起用ですかぁ?^^;

山口大司教、おっさんです^^; 誰にも真似できないおっさん大司教ぶりがすごい(@_@)彼が舞台に登場すると、場面をさらうってっ言うのが分かります。

香寿男爵夫人、ナンバーが魅力的なんですが、ソプラノ歌手がやる音域かと。あれを地声でバッチリ歌ってくれたら最高なんだけど、それは日本人には荷が重いか・・・。役の格というものが存在するので、宝塚トップ退団後、東宝やるならあの役という暗黙の了解があると言う配役ですね。でもタータン(星元トップ香寿たつきさん)の素晴らしい歌唱力、演技力を知っている私としたら・・ 。  

高橋姉、やさしいお姉さん像。悪くないんだけど、もうちっと歌唱力があるとなぁ。市村さんとのデュエット頑張ってました^^;

ということで、今日も楽しんで帰って参りました。なにが一番感動したかっていうと、フィナーレで全員並んでの大合唱、ってのも変だよなあ。あれで、大階段と羽根があったらもっと感動するのに。違うって(>_<)

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コメント

早速のご報告ありがとう~!
昨日は、同じ日比谷ながら劇場違いでどっぷり1日過ごしましたが^^;帰ってきてからは一応気になって、あちこち読みに行ってました。
>役の格というものが存在するので、宝塚トップ退団後、東宝やるならあの役という暗黙の了解があると言う配役ですね。

そうなんですよね。宝塚OGの場合、どうしても娘役よりは男役の方が役がつくけれど、男役でソプラノがばりばりに歌える方ってそうはいないでしょうから…
タータンにしても、卒業してからは、まさか「歌」が一番の懸案事項になるとは、在団時は思いもしませんでした。それだけ、外の世界は広いということですね。
ファンからしたら、それでも成長を続けてくれていると思いますが、そもそもそういう視点でタータンの歌を聴くことになろうとはね…
またまた1回きりの観劇になりそうですが、他のキャストの皆さんも楽しみですし、しっかり観てこようと思います。

お互い、よう遊びますなぁ^^;

>あちこち読みに行ってました。
ごめんねぇ。これ、私の一存だからね。ただ、タータンのあの歌知っている私からしたら・・・。任にあった歌が絶対あるのにぃ。とチラッと思いました。

でもね、やはりすごい迫力。一見の価値ありですよ。


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