『Into the Woods』観てきました
去る6月3日(土) 『Into the Woods』マチネ 観てきました。昨日千秋楽を迎えてしまい、時期が前後してしまいましたが。
場所:新国立芸術劇場 中劇場 13:00開演
友人が出演者の高畑淳子さんの同窓生と言うご縁で私までご一緒させていただきました^^終演後、友人の腰ぎんちゃくで楽屋見舞いに便乗させてもらって、ミーハーしてきたの(^_^;)こちらもよかったですぅ~。
舞台は非常に良くて、感動の余韻も十分だったのですが、月曜火曜と微熱があり、テーマが重いために、宝塚のようにちょいちょいッと書く気分になれなかったんです。
赤ずきんちゃん(一昨年は聖子ちゃんのお嬢さんSAYAKAさんが演じた)、ジャックと豆の木、灰かぶり姫、ラプンツェル、眠り姫・・などなどのグリム童話のその後、といいますか、グリム童話の持つ残虐性をカムフラージュしつつ、でもしっかりその残虐性を余すところなく伝えるミュージカルですね。
森へ入ることで、皆それぞれ大事なものを亡くしてしまう。そして、亡くさないと大事なものが得られないという、なんともかんともシニカルなお話であります。亡くし方に絶望があるんです。そして、それだけではなく、それぞれの成長物語でもあり、そこに感動があるのでした。だから救いがあるという。
しかし、得るための代償のなんと大きいことか・・・。
パンやの奥さんの人生は・・一体何?というまた絶望。何も知らないパンやの親父との対比。で、反面“王子さま”は最後まで“王子さま”で、救いようがないという究極の皮肉。
皮肉や絶望や、欲望、自己欺瞞、親子関係の執着と反発、様々などろどろしたものを森の中に押しやり、その上での、それぞれ、シンデレラ、赤ずきんちゃんジャック、パンやのおやじ、・・等々の成長物語でありました。
舞台装置が素晴らしく、観客と舞台の一体感、観客も森の中にいるような雰囲気です。手の届くところで役者さんが歌うのでドキドキしてしまいました^^;;;別に私に向ってしゃべってるんじゃないけど・・。
とってもよかったので、娘に行くように勧めました。昨日千秋楽を当日売り学生半額チケットで観てきました。まあね、池袋東武チケットぴあで10:00に買うため猛ダッシュしたらしいが・・^^;
お金はないけど、暇はある学生の特権ですね。泣いちゃったよ~って言ってましたが、私は泣くほどじゃなかったなぁ・・。シュールすぎる・・・。
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