一週間以上たってしまいましたが、さる 11月15日(水) 日本橋越後屋・・改め、日本橋三越百貨店で開催されていた、『田辺聖子の世界展』に行ってきました。
お江戸仲間のぶんぶんさんからお誘いいただきまして朝一で行って参りました。朝一は私の一番得意分野でございまして、待ち合わせ時間まで十分時間があるわと思いつつ地下鉄の改札を出るなりぶんぶんさんとバッタリ!江戸検定の時も待ち合わせていないのにバッタリ。おお、この二人の息のあったコンビネーション^^ 幸先いいぞ!
私は日本橋が初めてです。江戸づいている私は日本の出発点に行けるというだけでわくわくしながら向ったわけです。江戸に会える^^その時は田辺聖子展もぜひ見たいと言う気持ちももちろんありましたが、日本橋に行くってのも重要要素だったわけです。
さて、この顛末と詳細はこちら

展覧会場をあとに、次はグッズ販売。最新刊の二冊をゲット(とってもよかった。後日またアップしますね)
そこで、残念なことにサイン会には参加できないと知りがっかりするも、トークショーの会場へ。ここで私ったら聞き間違えて1階だったのに、8階へ行くというミス。時間のロスです。ようやくたどり着くもこちらも当然黒山の人だかり。なんとか中二階に場所を確保できて一息。
いよいよです。
>隣にいた桜桃さんは感激して泣いておられるし^^; by ぶんぶんさん
どうして私が泣いていたか。あのようにご高名になられて、しっかりした作品の数々を発表されて、それでなお且つ私たちはまだまだひよっことおっしゃる謙虚さと、真摯な生き方に感動したのは言うまでもなく、それは、お二人のはんなりした大阪弁での会話を日本の出発点のお江戸日本橋で聞かせていただいて、自分のアイデンティティーを見つけてしまったからでした。
お二人の会話はそれは泣かせるような話題でもなんでもない、逆に大阪と東京の体質の違いと言いましょうか、よくある、大阪と東京の違いの話を面白おかしくされていたわけです。大阪と東京の編集者の違いもかなりあるようです。どちらが良いか、悪いかではなく、根本的に違う。でも、ちょっと穿った見方をすると、大阪もんがよく言う、東京もんはこれやからいややねん的な話が出てきて、私はココは東京だぁ、そんなことゆうたら反発くらうやんかぁ、ってハラハラしながら聞いている自分がいたのです。
江戸に出てきて、だから関西人って嫌いよ、って言われたくない、田辺センセと藤本センセをかばう自分です。でも、良く考えると、そこは田辺先生のファンの人しかいないわけですから、そんな心配する必要全くなかったんですけど^^;
とにかく、大阪を、関西を必死にかばっている自分にびっくりしたわけです。江戸に出てきて20年。すっかりこちらの生活になれて、こちらの方が私にとってはっきり言って暮らしやすいのです。特に私の実家のあたりは閉鎖的な田舎ですから、田辺先生や藤本先生のおっしゃる上方とは全く違うのですが・・・。
そんな私が、これほど愛する関西。そうだったんだ。あれほど江戸に魅力を感じたのは、娘曰く『異文化交流ね』
だそうで^^;;;
自分の居場所はこちらに、でも根っこの体質は関西だを実感したトークショーでもあったのです。もちろんお話の内容にも感激したからですけど。
終わってから改めて見た日本橋。そうよ、ここが旅の起点。でもその何百年、それこそ千年以上前から関西では文化が花開いていたのよねえと、しみじみと橋を渡りました。

いまさらですが、ぶんぶんさんの記事にTBさせていただきます。
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