こんばんは。一週間ぶりの更新です。この一週間何をしていたかと言うと・・・・。
音楽検定受検のためのお勉強をしていました。音楽検定って何?それはこちら。3級が高校音楽課程修了程度なので私の場合一応2級受検が妥当かなぁって。
以前から、生徒に5級、4級受検させようと思っていたのです。英検のように、内申書に書いてもらえるとか言われはじめていたので。その前に自分も一応受けなくちゃと思いつつ日が経って。それが、先日、楽器店に行ったらテキストとチラシがおいてあり日程もバッチリ。江戸検定も受検できなくなったし、今年は音検ね、なんてノリです^^;;これが間違いの最初。
一応2級対応テキストを購入。9月26日のことです。
家に帰りネット検索。対策講座が三日後にあるということで、締め切られていたのですが、駄目もとで申し込んで、模擬テストと対策講義をうけたのが9月29日。泉岳寺に寄ったのは、その模擬テストで見事撃沈した後だったのです。吉良上野介の首を洗ったと言う井戸で、私も首を洗わなくちゃとその時は思わず思ってたんだよね。
撃沈した割には、まだまだ日があると・・・。帰省もしなくちゃいけなかったしね。なんて言い訳。
いよいよまずいと思い出し。自分の持っている楽典の参考書や息子の高校のテキストをひっくりかえすも、2級で撃沈した内容が載ってない・・。仕方なく、やはり3級対応のテキストも購入したのが10月22日。遅いよね。だって3,000円近くもするんだもん。なんとか手持ちの資料で済ませたと思ったわけです。
高をくくっていました・・・。何とかなるかも、なんて。
息子にはなめてるでしょ?と突っ込まれ、いや、何とかなるかと思って、っていうと、それをなめてるって言うの!と教えられた月曜日。いや、一応お勉強はしなくてはと思っていたのよ。でもね・・。知ってることもあるからまだまだ追い詰められてなかったんですよね。希望的観測ってのをしたいわけさ。
でも、3級受検の手引きを読んだらとてもとてもとても。甘かった。
とにかく一週間だけ真剣に取り組もうと決めました。レッスンは手を抜けないので他の事は最低限の家事のみ。一週間だけ一生懸命取り組みました。出来ないところは模擬テストでわかっているからね。
試験は70問70分。そのうち前半49問が聴き取りです。
火曜日、図書館に走り、CDを借りられるだけ借り時間の許す限り聴きわける。
水曜、また図書館へ。昨日聴いて必要ないものを返却、再度必要な音源を手当たり次第に借りられるだけ借りる。1枚のカードで10枚しか借りられないのよね。そしたら窓口のお姉さん、他にカードありますか?え??いいの?
木曜、別の図書館に夫のカードも持参して20枚。
それでも、音源が足りずに金曜借り直す。
それがこちら

民謡だけでも数十曲は聴いた・・。さすがにこれだけ聴くと、どの旋律を使ったかってのは瞬時に聞き分けられるようになったの。でもね、どの地方の民謡かってのは、二つの地方のCDだけ入手出来なくて聴けなかったの。そしたら今日、その聴けなかったエリアからの出題だったから旋律はわかったけれど、エリアはわからんかった(;_;)
小唄と地歌と義太夫と??
筝曲の時代の聞き分け。筝曲だけでも20曲は聴いたかも。たった一問に対して、数十曲聴く。それの繰り返し。でも本番はええ??って・・。
ボサノバもサルサもチャチャチャもラテン関連だけでも何十曲も聴いた。でも、今日の曲は何??主な曲ってライナップされているのを全曲さすがに音源がないので聴けないしね。
試験って往々にしてそういうものなのね。やってないところから出る。世界中の音楽なんだからたった1週間では最初から無理だったんですよね。タイとヴェトナムはいかにも出るように2級テキストに書かれていたので、音楽、いやと言うほど聴いたし、何の楽器かもちゃんチェックしたけど、出なかった。
こんな調子で、外したことのないコード進行、調判定まで、動揺して・・。
絶対出ると予想していたパソコンの音楽について。わかっていたけれど、何がわからんか、わからんので予測のしようもないのですよね。案の定帰って夫に聞いたら3問中2問間違えてました(涙)
MIDIってはわかったけどさぁ・・。“標準化した音色配列規格に準拠したファイル形式。”日本語すらわからん。
だいたい、移調楽器の経験が全くないし、スコアなど読む機会もないので、最初から全問落とすと想定していたスコアリーディング。これが想定内だったのが悲しい。これで、ピアノ教師だから情けないですよね。このスコアリーディングだけは、前から勉強はしなくてはと思っていたのですが、いつかは・・で済ませてました。教師失格です。
他で補えるはずが以上のような惨憺たる状況ですので、参加して勉強して少しだけ知識が増えたことに意義があるっていう結果です。
とにかく、苦い経験となりましたが、一つだけスコアリーディングの勉強だけはじっくりこれから取り組んでいこうと思っています。
ただ、この一週間、まるでピアノ弾けなかった。これが一週間だからよかったけれど、こんな検定のための勉強に振り回されて本来の子どもを教えるための準備の時間、自分のピアノの練習の時間が全くなくなってしまったら、一体何のための受検かと思ってしまった。
と負け惜しみを言っておこう。
でも、来年生徒には5級、4級受検させてみようかなぁ・・・。
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