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『のぼうの城』探訪

Photo_2和田竜著『のぼうの城』。


石田三成に水攻めされて、一面水浸しになってなお落ちなかったという城の話です。


話題になったのが2年ほど前、図書館の予約を入れて、数ヶ月、いや一年近く経ったかも。ようやく数日前に手元に届き、読むのは3時間。サクサクあっという間に読了。

文章として趣があるとかそういうたぐいの本ではないのですが、著者が脚本家だけあって、スピーディーで尚かつ場面が目に浮かぶような表現で、キャラクターも掘り下げは薄いんだけど、くっきりしていて具体的そして、魅力的に描かれています。


大河ドラマは無理だけど、2時間ドラマにならなりそうですよ 小説に風格は、はっきり言ってありません。でも、一気に読ませる技はすごいです。


春かと思われる2月14日、その舞台となった忍(おし)城にぜひ行きたくなったので、早速行ってきました。なぜかバレンタインデーに戦国時代にタイムスリップですよ。もちろん花粉付き


朝からレッスンしてからだったので、出足は遅い。おまけに梅観の大渋滞にひっかかり思ったより時間がかかって、行田到着は午後1時。


人影もまばらな街中。ようやくお昼ご飯処を見つけて早速昼食。うわさのゼリーフライを注文。


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お客は私たちだけだったんですが、親切に店主さんがいろいろ教えてくれます。

ゼリーフライはおからとマッシュポテトを半々にそこに他に野菜を少々混ぜて小判型にして、衣を付けずにそのまま素揚げして、ソースに浸すと出来上がり。衣がない素揚げなのになぜかフライ。昨年11月にB級グルメコンテストでベスト10入り町おこしに利用してるそうです。


小判型だから銭(ゼニ)→ゼリー → ゼリーフライ だそうで、まるでオヤジギャググルメですね。


色から想像するに辛そうなんだけど、おからベースなのでさっくりしてて美味しかった。


お隣は温玉うどん。こちらもこのあたりの名物らしい。暖かい手打ちうどんに半熟卵、だし醤油をかけていただきます。こしがあって、こちらも美味しくて。飛び込みで入ったお店が思いもかけず美味しくて親切で大正解でした。


ちなみに夫はもりうどん。天ぷらがドンと一緒に出てきます。


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お腹が一杯になったところで、店主さんに紹介された蔵へ。どうやら行田は蔵の町でもあるようです。

店主さんによると、やはり『のぼうの城』以来観光客が増えたそうです。映画化の話もあるんですって。どうかなぁ~。甲斐姫は誰が演じるんだろうなんてね。


グルメの話題で長くなってしまってすみません。町探訪へ続く


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コメント

この本、読みました。
歴史ものなのに読みやすくて、一気に読めますよね〜
でくのぼうの呼ばれた城代を支える家臣たちが、個性的で、魅力的でした。
読んですぐ、その舞台まで、出掛ける桜桃さんの行動力!さすがです。
ゼリーフライ変わってますね〜
食べてみたいです(^O^)

私も読みました!
実は戦国ものはあまり読んだことがなくて
「読めるだろうか」という思いもあったのですが
なんのなんの、楽しく読めて自分でもビックリでした。

ゼリーのフライ、どんな食感なのでしょうか?
熱をくわえて解けないのでしょうか?
食べてみたい!

おからが冷凍庫に眠っているので
ゼリーフライを作ってみたいと思ってたのですが、
マッシュポテトとおからだけってのがちょっと不安、
つなぎは使わなくて大丈夫なのだろうか?

Leafさん、陶片木さん、TOKIKOさん

コメントありがとうございます。


>Leafさん

>個性的で、魅力的でした。
そうそう。一気に読めて感情移入しやすいでした。
丹波さんがお気に入りでした^^

ゼリーフライ、すごいでしょ~?
おからとじゃがいも、庶民のお味です。


>陶片木さん

戦国ものもあちこと領地争いしてるしややこしんですが^^;、この本はざっくりとわかりやすいでしたねえ。

ゼリーフライはおからとジャガイモを混ぜ合わせた揚げ物なので、コロッケよりもおからが入ってる分軽いです。お店によって配合とか微妙に違うらしいですが、全国区を狙ってるらしく統一規格にしようっていう話もあるそうです。


>TOKIKOさん

食べた感触としては、つなぎは入ってないようでした。なんたってB級だから卵とか贅沢品^^;は入れないんじゃないかなぁ。その代わり、かなりしっかりと握っててる感じでしたよ~。試してみて!

私も何ヶ月も待ってこの本を手にしたのに、少し読んでやめてしまいました(^^;)。理由は不明。すごく評判がいいのに、私って天邪鬼と思っていたの。そうか、小説に趣や風格を求めているから、かも……そんなふうに意識したことないけど。この記事を読んでちょっと納得しました。

Tompeiさん

コメントありがとうございます。

実は私も放り出しそうになったの
夫が先に読んで、石田堤見に行きたくなるぞ~、読め読め読んだら行こうと催促されたから読了出来たようなもんです。

シナリオ気分ですね^^;
そういう小説もありなのかなぁ。

手塚治記念館のお写真、転載のお願い

 突然のコメントで申し訳ございません。
 現在製作中の書籍『ご当地バカ百景・ウワサの物産展』(宝島社)にお写真の転載のお許しをいただけないでしょうか?
 もし、可能でございましたら、2月17日までに下記アドレスにオリジナルのデータをお送りいただくか、コメント欄にお返事くださいませ。

 担当/薮下秀樹(宝島社)
 yabushita@treasure.co.jp
 03-3239-0069

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