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映画『おくりびと』 ・・今更ですが

今更ですが・・・

昨夜、WOWOWで映画『おくりびと』観ました。結局映画館で見そびれてようやく観ることが出来たのです。

あちこちの映画評でみなさんおっしゃってる通りでした。あそこまで絶賛されるのは??なんておまのじゃくなこともチラッと思ってたりしたのですが^^;、それは全く私の間違い!

深刻なテーマではあるけれど、ユーモアがあり、静かな感動を呼びます。

私の育った地は、田舎なので閉鎖的、排他的で偏見に充ち満ちています。人の死に関わる職業がいかに蔑まれているかなどと言うことも嫌と言うほど聞かされて育てられたので、この映画が私の親世代に受け入れられるかと聞かれれば、否と答えるしかないだろうなぁとは思います。

まだまだそういう意識が主流であろうということも想像出来ます。それでもあえてこうした作品を世に出してくれたことに価値があると思いました。

だからこそ、絶賛されたんだろうなぁとも。

一番感心したのは、山崎さんや本木さんの納棺の所作が美しく流麗で完璧なのは言うまでもないのですが、何よりも本木さんのチェロ。

だいたい、音楽関係に関しては、小説にしても映像にしてもどうしても根性腐れな目で見てしまいがちな私なのですが、本木さんのチェロの演奏所作、感心しました。

俳優さん、素晴らしい演技をしてても楽器演奏の所作を見た途端椅子から転げ落ちそうになって、これはパロディだと言い聞かせることになるのが通常なんですが。その点本木さん完璧でした。おまけにカッコいいからそこらの音楽家よりずっとチェロ奏者らしいわ~~~

だからこそ、納棺の所作も引き立つのだと。

セリフの一つ一つも聞き逃したくないと思わせる、ひとときも飽きさせることのない濃密な映画でした。

せっかく契約しててもWOWOWまでとても手が回らないんだけど、こういう良い映画をじっくり見ることが出来るのは嬉しい。

白子を炭火で焼きながら食べたいぞ~~(観た人にはわかる^^?)

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

白子、食べたくなくなるのではなくて、
食べたくなっちゃったんだ<笑

ほんと、本木さんの姿、美しかったね。

おくりびと、ずいぶん前に見ましたが、また情景がすっと浮かんできました。
静かに感動しましたね。ついでにもっくんが感動したという原作本も買って読みましたが、両方合わせるとよくわかりました。

>白子を炭火で焼きながら食べたいぞ~~
あっ、そっちね(笑)
あの夢中で食べ物にかぶりつくシーン、なかなかの迫力でしたね。
生きてるからね~やっぱり^^

白子・・・おいしそうでしたよね・・・。
生を食らうって感じで。
本木さんも素晴らしかったですが、山崎努さんの影響がかなりデカイ映画だと思いました。
だいぶ前に映画館でみたのですが、また見たくなりました♪

納棺師 という職業に実際に会ったことはないのですが、お骨を骨壺におさめたりという仕事の方を見た時に
「この仕事は本当に尊い」と感じた事があります。

死=忌まわしい というイメージが拭えないなかやはり もっとそういうのをクローズアップしてくれたらいいな、と思います。

TOKIKOさん、riroさん、noahさん、みるきいさん

おはようございます。コメントありがとうございます。


>TOKIKOさん

TOKIKOさんがご覧になった映画もチェロだったのね^^
チェロの響きって心の底にしみます。映像と音楽と相乗作用で訴えてくれますね。


>riroさん

全クリできましたかぁ~^^;?

>原作本も買って読みましたが、両方合わせるとよくわかりました。
やはり原作も読むべきなのね。図書館だわ、私^^;。予約しよう。

>そっちね(笑)
そっち、そっち(笑)
印象的でしたねえ。すごいわ、あの感覚。


>noahさん

>山崎努さんの影響がかなりデカイ映画だと思いました。
全く同感です!!
映画に深みと重みを持たせてくれましたね。

シューマン、私も観に行きたいと思ってるの。蝶々に四苦八苦(ーー;文献読んでも面白くないし。。


>みるきいさん

少し落ち着きましたか?
オフしましょうね~☆

>イメージが拭えないか
そうそう。ホントそう。すべての人に平等に死は与えられているわけですからね。

もっくんの義母のきききりんさんが、「一生懸命、家でキイキイ練習してました」とどこかの番組で言っていましたよね>チェロ

私の父の遺体は葬儀会場の一室で、若いお姉さんが清めてくれました。
お棺に誰が入れてくれたのかは覚えてないのですが…お姉さん一人では重いですから、納棺師さんが別にいたのか?職員さんだったのか?

普通にTVで放映されることがあれば見てみますね。

ゆれいさん

コメントありがとうございます。

>キイキイ練習
やっぱりね~。キイキイじゃなかったと思いますが^^;;
納棺の所作もだろうけど、すご~く練習されたんだと思います。

>若いお姉さんが清めて
若い方もいらっしゃるんですねえ@@)
義母の時は家だったんだけど、部屋を出ろって言われたのよね。嫁はひっそり部屋を出ました。映画のように目の前で披露してはくれなかったの。

そのうち地上波でも放送あるでしょうからぜひ観てね。

「おくりびと ふぐの白子」で検索するとわくわく日記が出てきてしまいます。クリックすると更に衝撃の画像が・・。まぁ記事はしょうもない記事ですが、おくりびとはいい映画でしたね。ケンタッキーフライドチキンも食べたくなった食いしん坊の惑でした。

惑さん

ハイ!ちゃんとチェックさせていただきました^^
でお値段もみてびっくり。

白子やフライドチキンはともかく^^;;じんわりと良い映画でしたね~。
惑さんやTompeiさんの記事にTBさせていただこうかとも思ったのですが・・。ちょっと時期はずし過ぎたなとおもったので遠慮しました。

あら、TBしてくださいよ(^^)。
実は記事を書いたことさえ記憶がアヤフヤになっていました(^^;)。最近、本や映画の感想は半分位しか書いていないから。
死があるから生は尊いのよね。この映画を見たときの静かな感動を思い出しました。

Tompeiさん

コメント&TBありがとうございました。

私も今送りました。届いてるかなぁ・・。

>実は記事を書いたことさえ記憶がアヤフヤに
やだぁ~^^;
私記事にする前に、確かTompeiや惑さん行かれたなぁって思いつつ書いてたのよ^^
誰かがアップしてくれてると印象が深まるってあります。

>半分位しか書いていない
どんどん書いて下さいね。楽しみにしてるんです。でも、負担にならない程度で

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