宮部みゆき著『あかんべえ』
お盆も終わり、夏休みも後半。みなさまいかがお過ごしですか?
夏休みの宿題に読書感想文があったのはいつまでだったか??文章書くの苦手。悪筆だから文字書くのも苦痛。そういう生活から解放されてせいせいしていたのに・・・。
そんな私がこの本読んだよ~なんて、ブログに書き散らしているなんてすご~く変ですが(笑)、余りに面白かったので、他の夏休みの宿題は後ほどということで、こちらから。
って、ちゃんとした感想文なんて書けません。当然ですが・・(なんていばってどうする)
宮部さんお得意の、江戸時代、舞台は深川。料理屋を新規に出すことになった一家が移り住んだ家で起こる数々の出来事を、娘のおりんちゃんを通して解決。そして、それが人の魂の救済となり、生きる希望を与えてくれる物語です。
全編、お化けさんの見える娘のおりんちゃんの視点から語られて、どんどん話は進み、一気に読ませてしまいます。最後はもうもう息をつかせぬ展開で、まるで場面が目に浮かぶようです。
もう一つ、楽しかったのは料理屋さんのお話ですので、その登場するお料理の美味しそうなこと。文章からお料理が見えるようでした^^
それにしても、宮部さんが書く十代の女の子の心理描写はいつもながら見事です。今年になって読んだ宮部作品『弧宿の人』『おそろし』もそうだけれど、彼女たちがいろんなことに正面からぶつかって乗り越えて行く姿に、清々しさを感じて、私たちを元気にされてくれるのです。
夏にぴったりの一編。
ここんとこシューマンやらショパンやら、専門分野の本に翻弄されて楽しみとしての読書を全くしてなかったので、久しぶりで昨日から一気に上下読了しちゃいました。逆に言うと、これだけサラッと読ませちゃうのはサラッとしすぎとはいえ、楽しい読書は嬉しい
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面白いんですね?
借りて読もうかな…(そんな時間があるのか?)
てか、読んでないのか私?
最近じゃどれを読んだか、タイトルも記憶できない~
投稿: ゆれい | 2009/08/16 21:08
あれ?
さくらんぼマークのファビコンがみえてますよ?
あれれ?
ここ何日かは気に留めてなかったんですが…見えてれば気づきますよね?
多分今日から見えるんだと思います!
投稿: ゆれい | 2009/08/16 22:20
ゆれいさん
コメントありがとうございます。そしてわざわざお知らせありがとう。
ゆれいさんのはヴィスタでIE8ですか?あの後すぐに作り直したんだけど、ようやく反映したのかな?よかったぁ^^
面白いです、あっかんべえ。
みやべさんのは江戸もの、ひらがなタイトルが続きますからどうでしょう?お化けさんが見える話よ。未読ならぜひ~!
投稿: 桜桃 | 2009/08/16 22:36