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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」2010

2010年「熱狂の日」は生誕200年を記念してショパン。

今年のGWは引き籠もることに決めていたのだけれど、せっかくのショパンだからと、最終日、最終コンサートと一つ前のコンサートを聴くことに。(といっても、チケットは、あちらのチケット以外は争奪戦に参戦する情熱は全く無いのでマメな夫が取ったのだけれど)

聴いたコンサートは。

ショパンのピアノソロ作品を作曲年代順に何人かのピアニストがリレーで演奏するというユニークな企画のコンサートです。

その最後の二つ、5月4日(火) 19:30開演の第13部と21:30開演の第14部を聴きました。

なぜなら今私が四苦八苦して取り組んでるショパン最後の大曲「幻想ポロネーズ」を聴きたかったから

まず、石丸幹二さんの朗読で始まります。石丸さん、声良いしカッコよかった

そして、ショパン絶筆となったマズルカ短調op.68-4で終わります。

リレーで演奏するのでピアニストによって音がまったく違う。

ケフェレックの透明感溢れる音に一番感動しました。

“おおとり”はエル・バシャのマズルカ。音が消えていくとともに灯りがフェードアウトして真っ暗に。感動!と思ったら余韻を楽しむ間もなく拍手が入ってがっかり。それが残念でしたが、エルバシャの知的で押さえてはいるけれど情感溢れる演奏にこれまた感動。

エルバシャは10年ほど前の録音のショパン全曲集CDを持っているのですが、その時からすごく進化してて良い意味のびっくりでした。だって、このマズルカの録音、全然良くないんだもん

コンサートのメニュー。自分の覚え書きです。↓

ショパン ピアノ・ソロ作品全曲演奏

第1部 1817年-1827年「若き天才」
第2部 1827年-1828年「青春」
第3部 1828年-1830年「旅立ち」
第4部 1829年-1831年「ウィーンからパリへ」
第5部 1831年-1832年「サロンの華」
第6部 1830年-1835年「マリアとの恋」
第7部 1832年-1835年「生気あふれる日々」
第8部 1836年-1838年「サンドとの出会い」
第9部 1831年-1839年「マヨルカの雨」
第10部 1837年-1839年「新しい生活」
第11部 1840年-1841年「充実のパリ
第12部 1841年-1842年「豊穣のノアン」
第13部 1843年-1845年「孤高の調べ」
第14部 1845年-1849年「告別」

39歳で無くなるまでの間に、珠玉のメロディーの数々を私たちによくぞ残してくれた!と改めて感謝したくなった夜でした。

おまけ。リレー方式なのでピアニストが入れ替わるたびに椅子の高さの調節が必要になるのだけれど、この椅子、ワンタッチで高低を変えられるの。この椅子が欲しい(笑)

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コメント

今年はショパン関連のコンサートが多いですね。
優雅な時間が過せてよかったです!

ピアノの椅子…ワンタッチって、事務用の椅子みたいに空気圧でスー?

ゆれいさん

おはようございます。コメントありがとうございます。

ショパンイヤーですものね~。
5年前のショパンコンクールの時はコンクール聴きにワルシャワ行くつもりだったのに。。それは叶いませんでした。

>事務用の椅子みたいに空気圧でスー?
多分そうだと思う。音もなくす~と上がり下がりしてました^^;

19時半からのはやはり一緒だったんですね。
やはりケフェレックさん、よかったですよね。
21時半は遅すぎて私はチケット自体はとりませんでした。

でもそれも聴きたかったな・・。

由♪さんさん

コメントありがとうございます。

やはり同じ会場にいらしたんですね。素晴らしい演奏でしたよね^^

21時半、確かに遅く、おまけに押したのでい終演11時前でしたが、マズルカもよかったのよ~~~。

来年は何でしょうね。楽しみです。

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