ピアノリサイタル『小菅優の現在』聴いてきました
10月15日(土)、彩の国さいたま芸術劇場にてシリーズ小菅優の現在(いま) Vol.3ピアノ・リサイタル聴いてきました。
今回は、前半は、このシリーズの中心のシューマン。後半は生誕200年のリストというプログラム。
シューマン:蝶々 作品2
シューマン:幻想小曲集 作品12
シューマン(リスト編曲):献呈 作品25-1
リスト:ヴェネツィアとナポリ(巡礼の年 第2年 補巻)
リスト:《詩的で宗教的な調べ》より 第3曲〈孤独の中の神の祝福〉
小菅さんのリサイタルを私が初めて聴いたのは2005年。その時若干22歳。その後数回聴いたのですが、ちょっと間が空いて久しぶりでした。
今回も非常に質の高い演奏だったのですが、特にリスト。神々しさまで感じられる演奏でした。
小菅さんのピアニッシモは本当に美しく、天上から音の粒が降ってくる錯覚にとらわれるほどでした
今回、お席ですが、中途半端に取るのが遅れて、センター丁度いいところは当然売り切れてたのでどうしようか迷いに迷って音的にはイマイチだろうとは思ったけど、前列下手2列目にしました。ほぼかぶりつき。某劇団チケットなら絶対残らない場所ですね^^;;
小菅さんの腕、身体の使い方、をじっくり拝見できたのですが、なんとも柔軟。無駄な動きが全くありません。そして、びっくりするほど細かいペダリングです。
その豊かな音色に包まれて、奏者と聴衆が一体となって会場に心地よい緊張感が生まれました。演奏会の醍醐味。CDでは味わえない空気感を感じて幸せな時間を過ごすことができました。
ブラボー
アンコールは、ショパンの練習曲25-2。これまた空気の上を真珠がころがるような美しさでした。あまりに美しくてため息が・・。最後の最後は、おきまりなのか?戦場のピアニストのあの曲。シンとして、その後大拍手で終了です。
リストがとてもよかったので、その曲が入ったCDをゲット。でも、2005年の録音なので今日の演奏とは違っているかも。彼女の成長を聴き比べるのが楽しみです。
最近、おもちゃを見つけてそれにうつつを抜かしてましたけど それではあかん!芸術に勝る物はないわ、と目が覚めましたわ
でも、楽しみも必要で~、とますます意味不明
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