No.5の続き。
そんなこんなで(そんなこんなの経緯は後日)、とうとうその日を迎えた。
2019年8月10日、日本一のお山、富士山に登ってきた。
前泊のため9日富士山五合目スバルライン口に来た。
富士登山で一番の心配はすべての人に言えるが高山病。高度順応することが一番の対応ということで、連れてってくれるLeafさんの提案で前泊。そして、一番渋滞する時間帯をずらして早朝登り始めて、午後下山というメニュー。
したがって、ご来光は、登山途中で迎えることに。山頂でのご来光なんて望みません。とにかく、最高峰の剣が峰までたどり着きたい!
8月10日土曜日、早朝3時半、出発。真っ暗な中、ヘッドランプを装着して登山口へ向かう。夜空は満点の星。ちょうどオリオン座に向かって歩く感じ。
真っ暗な中、満点の星から徐々に空の色が変わっていくなか、自分もどんどん登っていく、楽しい♪

空が明けてきた。
4時59分、日の出。
どんどん登る。
一番の心配。高山病。おかげさまで、その気も全くなく、すいすいではないけれど、自分の予想に反して、ほぼコースタイムで登頂できた。なんだか信じられない。はぁはぁするけど。
Leafには、高度高いから皆んなはぁはぁするのよ、大丈夫、と励まされ、(多分、Leafさんははぁはぁもしないし軽~い感じで登ってるんだろう)、励まされるうちに登頂できた感じ。ありがとう!
いよいよ、山頂の鳥居をくぐる。
ありがたや~。Leafさん、ありがとう~。
そして、今回の最大の目標、最高峰の剣が峰へ。剣が峰は、火口をぐるっとまわった向こう側にあって、登頂のあと、お鉢回りといって、約1時間半歩かねばならない。果たして行けるか??
行ける行ける、と励まされ向かう。
火口はすごい迫力だ。
向こうに見えるのが最高峰標高3,776メートルの剣が峰。あそこまで行って、ぐるっと回ってもどってこなくては、下山できないのだ。
ぐんと登りが見えるが、それが馬の背。いかに大変だったか、知らぬが仏で歩き始める。
いよいよ、だ。最高峰での写真は並ぶという。Leafさんが、先に並んどくからゆっくり来てねと言ってくれたので、ずるずる滑り落ちそうになりながら最後の急登、馬の背を登る。ホントにずるずる下がるのだ。みんなすべってるし・・・。なんとかたどり着いた先には・・・。
おめでとう~~、桜桃さん!
ええ・・???いつの間に!!わざわざ背負って登ってくれたの??感激のあまり涙がでたよ。
ありがとう!三角点でパチリ。
記念なので、小さく(笑)

そして、下山は、辛い辛いブルドーザー道。滑りやすい単調な下り坂。
辛くても滑りやすくても、一歩一歩足を動かすと下山できる。
午前3時30分出発、約12時間半かけて16時前到着。パチパチ・・・。
還暦に何かやりたい。富士山に登山すると決めたその日から、エスカレーター、エレベーターをすべてやめ、できるところでは、階段に二段飛ばしで登る、おまけにシックスパッドまで購入して毎日、やってみた。ただ、そんなことだけでこの歳になって登頂できるか不安で不安でその日を迎えたわけだけれど、登っておりてきてみると、思った以上に大丈夫みたい。
かえってすぐに荷物を片付けて、いつも通りのことをして寝て起きて、こうして記事を更新している。
足も膝も全く異常ないようだ。そんな自分に、今、びっくりしている。実際の誕生日には少し早いが、誕生日だと富士山登山シーズン終わっちゃうので夏のこの日に登山。後半の人生、今回のように一つ一つこなしていけばまだ何かやれるんじゃないかな、と思えている。
そんな機会を与えてくれたLeafさんにただただ感謝。
それにしても、富士山、いろんな人が、集まっていたなぁ~。そんなこんなの記事がまたかけるといいけど・・・。
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