けんけん、かんかん?

今、宮部みゆき著作『三鬼 三島屋変調百物語四之続』を読んでいる。というか、面白くてもうあっという間に読了しそうだ。宮部みゆきさんの本はあっという間に読むんだけれど終わるのが惜しくて終わりに近づくとだんだんゆっくり読むようになるという(笑)

今回も相変わらず三島屋のみなさんもお元気そうだし。

その中で、けんけん、ぐうぐう?・・今回の語りの主、おつぎちゃんが、言いよどむと、聴き手のおちかさんが、言い添えてあげる。

けんけんごうごうね。喧々囂々

そこで、あれ?私間違えてた?

がくがくじゃなかったっけ?けんけんがくがくともしかして使っていたかもしれない。

調べました。久しぶりに国語辞典まで出してきたよ。けんけんがくがくは辞典には当然掲載されていない(新明解国語辞典)

喧々囂々、けんけんごうごう
侃々諤々、かんかんがくがく

これを混同して喧々諤々(けんけんがくがく)と誤った使われ方がされている、と書いてあった。(by weblio)

かんかんごうごうはないよね^^;

たまたま、次の日、新聞コラムにも、今度は侃々諤々の言葉が出てきて、おお、正しい使い方をされている方だと感心した次第。って私が勘違いしてたんだけれど。

そしてその三島屋百物語で今度は、かんかんがくがくが登場していた。

書いているうち、かんかん。けんけん?わからなくなってきた(笑)おつぎちゃんみたいだ。

それにしても、宮部さん、電子書籍がないから文庫本でも結構な厚さなので、持ち歩き、重い。。。電子書籍にはあえてしないんだろうなぁ。。それもまた良いのかもしれない。

三島屋変調百物語シリーズおススメです。

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ノーベル文学賞

2017年10月5日、ノーベル文学賞発表。カズオ・イシグロ氏受賞。


私が、読んだことのある小説家の受賞だったので(笑)、過去記事探してみた。こちら

これが、村上春樹氏だと読んだことが、あ、あるの、途中挫折を繰り返す作家で読了できた本がないので、記事にしないんだけど


カズオ・イシグロ氏は、そのころ続けて当時出版されていた本をほとんど読んだ。

“私を離さないで”をドキドキしながら読んだことを、今も思い出す。そして、小説が舞台化されるということで、観てきた記事はこちら


当時は、マメに更新してたんだなぁ・・・。2014年ころは、もうすでに更新が間遠になっていたけど、それでも、今よりは、出来てたなぁ。


ま、いろんな時期があるからね。過去記事を掘り起こすのも面白い

11月になりました

三連休、いかがお過ごしですか?私は通常通り、土曜日も今日月曜もレッスンですが。

 

今日は、「文化の日」、ということで頑張って記事更新します。
エライ。

 

今更ながらのNYの記事ですが。

 

なぜかというと、「楽園のカンヴァス」を読んだから。

 

 

Index



一気に読み切ってしまいましたが、最後は読み終わるのが惜しかったからわざとゆっくり読みました。オススメの一冊です。

 

 

MoMAにもう一度絶対行くぞ~~、ということで昨年のNY行きの記事をしばらく続けます。これで多分今年の記事のネタは終わるでしょう(笑)

 

しばらくお付き合い下さい。と言いつつ、また途中で落ちるかもしれませんが・・・・。

 

NY2013へGo!

 

 

 

 

電子書籍に

と思っていたけれど、とうとうポチッとしてちまったこれ。

電子書籍です。

コミックスは、もう紙で買わない。と決めたけど・・・。

6月1日

6月1日。今日の地震、びっくりしました。

月が変わったから記事書いておかないと・・・。というきまじめな私(爆)

ということで、ちょっと面白い(という表現が合うのかわかりませんが)ミステリーのご紹介を。

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中山七里著『さよならドビュッシー』

「最後にどんでん返しがあってね、面白かったです。思わず買っちゃいましたからね、クラシックのCDを。」<「ダ・ヴィンチ」9月号>と妻夫木聡さんも絶賛した音楽ミステリー。
祖父と従姉妹とともに火事に遭い、全身大火傷の大怪我を負いながらも、ピアニストになることを誓う遥。コンクール優勝を目指して猛レッスンに励むが、不吉な出来事が次々と起こり、ついに殺人事件まで発生する……。ドビュッシーの調べも美しい、第8回『このミス』大賞大賞受賞作。

内容的にはちょっとつらいものがあるのですが、音楽的描写、曲の説明など、ピアノに興味を持たせます。

妻夫木氏のコメントにもあるように、思わずCDを取り出して聴いてしまうかも(笑)

あまりにもベタな選曲でドン引く人もいるかもしれないけど

ほら、赤いシリーズで水谷豊氏が弾いてた、、みたいな

でも、そのミーハーがいいのかも。だからこそ、ぐいぐいと最後まで一気に読ませたのでしょう。

それに、音楽を目指す人が必要な勉強方法などは、頷けるところが多々あります。

また、ピアニストの榊洋介氏、いいですね~

あまりいろいろ書くとネタバレになってしまうので、これくらいで興味のある方はぜひ読んでみてください。

いや~。なんだかいろんなことに振り回されて本もホント読んでないわ~。

『時に海を見よ』 これからの日本を生きる君に贈る

ご存じの方も多いと思うのですが、感動的な本ですので今更ながらご紹介します。今日、NHKラジオビタミンで渡辺先生のインタビューの再放送があったので。

渡辺憲司著 『時に海を見よ』

41ydxszzrsl_bo2204203200_pisitbst_6渡辺憲司先生は、お江戸文化の研究家ですが、今現在立教新座中高校の校長先生をなさっています。

3月11日の大震災。その後、学校の卒業式、入学式はのきなみ延期中止になったのは周知の事実です。

立教新座高校も同様でした。そして中止になった卒業式のかわりに、渡辺校長先生のメッセージが中高のHPに掲載されるとその感動的な文章が大反響を呼び起こしました。

その後、そのメッセージに新たに加えられた先生の力強いエールとともに一冊の本になったのがこの『時に海を見よ』という本です。

数十分もあれば読めますので、ぜひみなさんに読んで欲しい一冊。

そしてあっという間に読めるけれどいっぱいいっぱいメッセージが詰まっていますから、何度も取り出して読み返したい本です。珠玉の言葉ばかり。言葉の持つ力を再認識しています。

本もぜひ読んで欲しいけれど、せめてこちらだけでも読んで欲しい。

18歳の君たちへ。特に男の子へ向けたメッセージだけど、すべての人へ、のメッセージになっています。

先生ご自身の経験、そして、江戸文化、キリスト教精神、外国の名言、日本文学など多岐にわたるジャンルから例をとりわかりやすく私たちが進むべき道を示して下さっていますので、みんなの指針となります。

読む人ごとに“ツボ”は違うと思うのですが、私はあえて言うなら

人には皆、過去がある。思い出したくない過去を持たないものはいないのではないか。(略) 過去の自分の過ちが心に澱となって溜まり、それを引きずっている者も少なくないだろう(略)過去は過去として受け止め、そのうえで新しい自分に生まれ変わるのが、リセットではないか。

そのチャンスが十八歳の春。

というところに救われました。嫌な自分を封印して生きてきた、だかこそ、日々ちゃんと生きなくてはと思ってきた。それを“リセット”と言ってもらって半世紀生きた今、ホッと出来た、救われた自分がいます。

そして、あの震災に遭ってなお、“海を見よ”とおっしゃる先生のメッセージをしっかり受け止めたいと思います。

NHKのど自慢で、東北の方たちが一番歌いたい歌は「北国の春」と昨日あさイチで言ってたけど、渡辺先生が必ずお歌になる歌も「北国の春」だそうですよ。

衣類の持ち数調べました

最近のマイブームは“ときめく片付け”。以前はシンプルライフをめざしてたんですけど(爆)

証拠は2004年12月14日の日記に書いてました。それから家族編成はすっかり変わり、二人暮らしになりましたが、物は。。。そんなに増えてないというか、ファイル魔の私がちゃんとファイルしたチラシやチケット。旅行関連記事、料理ファイルなどごっそりすべて処分して身軽になってたはずだけど。

それでも家はなんとなく片付かない。

ということで、家族編成の変わった今が片付けに再挑戦するチャンス!ということで読んだ本が、近藤麻理恵さんの『人生がときめく片付けの魔法

なんだか、元気が出る本なのです。気に入ったので電子書籍まで購入してしまいました

婦人の友(友の会)と似たような方法、同じようなことを言ってるんだけど、近藤さんのご本はなんだか心にダイレクトに響いて来るんです。多分どう生きていきたいか、どうしたいか、イメージすることの大切さを心から問いかけてくれているからだと思います。

まず、最初のミッションは洋服。

すべてとにかく出す!そして、処分するかしないかの判断基準は“とくめく”か“ときめかない”か。

しましたよ。ほとんどときめかなかった・・・(撃沈)

すべて処分したくなったけど、そしたら丸裸で(下着は持ち数には入れてないな。)暮らさなきゃいけないので、結局ほとんど処分出来なかった。

だけど、今後の指針にもなると思ったので、しっかり持ち数を数えました(友の会方式ですけど。下着、靴下、パジャマ、小物は数に入れない)。近藤さんは数じゃなくときめくかときめかないかが判断基準だと説きますが友の会は適量と説きます。友の会としては衣の適量は80枚くらいだって。この数はきちんと厳選したものなので、ときめくときめかないの基準と結果同じになるんでしょうね。

私はと言うと。

あまりにお粗末な衣生活に愕然としました。今後の覚え書きとしてきちんと書いておきます。数の羅列なので以下スルーして下さいね。

喪服、あまりの古さに先日新たに購入。前のごつい肩パットの入ったのも処分してなくて2枚。ただ、中のワンピースは夏に涼しいのでジャケットだけ処分したので1.5枚になったけど。

コート類 6枚(ハーフ、ロング、ウィンドブレーカー他) ミンクは処分した。今時毛皮なんて・・。嫁入り道具の不必要No何だろう?

スカート、なぜかたった4枚6枚しかなかった。あんまりだと思う。これはもう少し持った方が良いと思った。

ボトム、無駄に多い19枚、トレッキング用も入ってるけど・・。それにしても同じような色ばかりで変化が全くなくて全然ときめかない。これは、下半身をもっと引き締めないとときめくボトムスは買えないな。

ワンピース、3枚。 

セーター類、16枚。これでも数年かけて処分してこの数になった。ホントは全くときめかないけど、母が編み物をするので処分出来ない。

Tシャツ、カーデガン他、上に着る物、63枚。これらもほとんどときめかないけど、じゃあ何を着ればいいかわからないのでそのままにした。これは多分厳選して半分にするべきだと思ってます。

ジム用のスポーツウェア上下5組。こんなにいらないけど、夏合用3組、冬用2組だから仕方ないね。

全くときめかないけど処分出来ない舞台衣装 5枚。これでも、数年かけて随分処分した。

スーツは、何年も前に購入したものばかりで顔映りが全くかわってて着られなくなってたので持ち数0にした。これもいざというときダメだよなぁ、と。

合計123枚。舞台衣装とジム用を除いたら110枚前後ですけど・・・。まともな物がないんだから。

そして、夫のお洋服も今日トライしましたよ。

夫は計71枚。でもこれには仕事用スーツ、コート、ワイシャツは含まれてませんので、多いよ。もっと減らそうよ。とは思うけど。人のことは言えないわね

以上、この数だと、多い多いと思ってたけどそうでもなかったらしく、近藤さんのたたみ方と収納法で納めると、夫の衣装と合わせて、洋服ダンス、整理ダンス、押し入れスライド衣装ケース1段にきちんと収まりましたので衣替えの必要がなくなりました。

以前、5人家族だったときに、狭い家の狭い収納をフル稼働させてまるでパズルのように入れ込んで、年に何度も大騒動して衣替えをしていたのが嘘みたいです。身体の負担もすごく楽になりました。

上着をもう少し厳選して、ときめくお洋服ばかりにして。持ち数はふやさないように。

今後どういう風に生きていきたいか、先日の三上さんのアドバイスなども一生懸命参考にして衣生活に取り組みたいと改め思ってます。

さ、次はいよいよ一番の懸案事項の本とCD。これは私ではどうにもならないけど・・・。これをもう少しなんとかしないと身の危険があります。

『グレン・グールド 未来のピアニスト』刊行記念トーク&ミニライブいってきました

私も一応ピアノを勉強してるんだ、ッて話をした方がいいかなぁっと思ってお出かけは市中引き廻しと遊びだけじゃないのです(笑)

8月27日(土)、ピアニストで文筆家の青柳いづみこさんの新刊『グレン・グールド 未来のピアニスト』の発刊記念トーク&ミニライブをみるために渋谷のタワーレコードに行って来ました。

青柳さんのご著書は随分読ませていただいています。難しい内容をわかりやすく書かれているのでとてもためになるのです。

このグレン・グールドも書評が日経新聞に掲載された時からぜひ購入しようと思っていたらトークショーがあることを知り、待ちに待って行って来ました。

お相手はロック評論家のマイク越谷氏。

グレン・グールドは、私は中学生の時、レコードを買って聞いていたらうなり声がするので、これはなにかの間違いか?と何度も何度も一生懸命聴き直したという。物を全く知らなかったんですね^^;;;

まずは、青柳さんのピアノ独奏から始まります。クープランのパッサカリア。そして、なんと!その曲を弾いている若き日の(14歳)のグレン・グールド自身の録音を聞かせてもらいました。

成熟したグールドとは全く別物の演奏で、びっくりです。なんと、お父さんがそのころ出たばかりのオープンリールの録音機を購入して録音したんですって。よくぞ残っていた。

また、グールド作曲の曲をまずは青柳さんが演奏されて、その後、グールド自身の演奏と聞き比べたり、他にも、ショパンを弾いている録音も聞かせてもらいました。

その後のトークでは、演奏家としての活動をすぐやめてしまったこと、ロック評論家越谷氏からは、ビートルズやエルビスプレスリーにも話が及び、1950年代の音楽界のことなど興味深い話が満載でした。

戦争で大物ピアニストが次々いなくなったり、ディヌ・リパッティが夭折して、戦後、売れるピアニストがいなくなりました。そのためクラシック音楽界としては、新星としてグールドを発掘してスターダムに押し上げた、などという業界内輪話など興味は尽きません。

今では売れるピアニストがいないから探すなんて、考えられないことです。

40分ほどの短い時間でしたが盛りだくさんでした。

その後、サイン会。私は本と、ドビュッシーのCDを購入。どちらにもサインしていただきました。

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そして、おみやげまで・・・。

グールドはこのビスケットとお水だけで生きてたらしい。一人一枚ずついただきました^^;;

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やっぱり変わった人、ではあったんですね。ますます本を読むのが楽しみです。

のだめカンタービレ ♯24

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やっぱり~というか、なんというか・・。出ました!#24 番外編としてです。

あの中途半端な完結編だけではきっとすむはずがないとは思ってたんだけど。

そして小ネタ対応で一応中途半端だったものの整理整頓が進行中になってます>#24

いいな~、商魂たくましい。ちゃんと映画公開にあわせて発売だもんなぁ。

そして、なんと番外編の第1巻ですって。ってことは続きも出るわけでして。ハハ・・笑うしかないわ。

ただ、この番外編、肩の力抜けたよう感じでパリ編よりはずっと面白いです~。どだい無理な話やったわけよ。パリに行ったのは。

やっぱり峰くんや真澄ちゃんが出てこないとのだめじゃないもんね~。

ネタばれになりますが、この番外編、「魔笛」です。今度はオペラだって。

オーディションやら演出やら、娘や息子たちが子どもオペラでまさにこの建物のなかで練習をしていたのを思い出して嬉しかった。

11月みそか、のだめのこととか

まずは、11月最後のお稽古。11月28日のお稽古です。
皇居前はすっかり色づいたイチョウも落葉が始まっています。


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日比谷公園にて。

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そして、こちら。


「のだめカンタービレ」とうとう完結!
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今や全国区になってしまったのだめだけれど、こちらのブログとかあちらのブログとか、こんなに全国区になる前から密かに盛り上がっていた“のだめ”


とうとう完結しました。


作者さんの体調不良(?息子情報^^;;)で、休載、その後完結という経過をたどった事はわかってたし、コミックスの完結編出るのもわかっていたのですが、全国区になるにつれて私の愛は反比例・・


発売日に買いに走るなんてせず、今日ようやくお籠もりから復帰してヨガに行った帰りにゲットしてきました。


パリに行ってからは、う~む、このままでどう落とし前つけるのか心配していたら、果たして・・。こういう結果となりました。もうこれ以上無理だってば。20巻目くらいからは読むのも苦しく・・・。完結して私も心底ホッとしました^^


仕方ないよね。作者さんも出産とか一大転機がおありだったわけだし。作者の二ノ宮さんには次のマンガでお会いしたいと思います。って、ポツポツと番外編とか続編とかあるのかなぁ。


生徒たちもこのコミックスのおかげであれ弾きたい、これ聞いたと、非常に音楽そのものにも興味を持ってくれました。あちこちに音楽ファンを増やしてくれてその功績は大きいと思います。


マンガの影響力の大きさを改めて感じさせてくれた“のだめ”にありがとう!と言いたい。


さ、私もようやく体調も復活。クリスマス会に向けて頑張りま~す!