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2007年6月 6日 (水)

22.重松清著 『トワイライト』

内容(「BOOK」データベースより) 小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを開封するために、26年ぶりに母校で再会した同級生たち。夢と希望に満ちていたあのころ、未来が未来として輝いていたあの時代―しかし、大人になった彼らにとって、夢はしょせん夢に終わり、厳しい現実が立ちはだかる。人生の黄昏に生きる彼らの幸せへの問いかけとは。

たまたま家に数冊彼の著書があったので、読んでみた。

重松清の著書はどれも、彼自身が述べているように、自分と同年代の世代への賛歌というか、同世代のことを小説にしている。

過日よんだビタミンFもだけど、あまりにも等身大過ぎて、リアルすぎて悲しくなるほどである。
それを上手いというのか、なんと言うのか。しかし、エピソードといい構成といい、よくできていて、読ませる。

5月27日読了

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2007年6月 3日 (日)

20.大津秀一著「死学」  安らかな終末を、緩和医療のすすめ

出版社/著者からの内容紹介 家族を病院でみじめに亡くさないために 大津医師は大病院で末期がん患者が延命治療で苦しみ、惨めに旅立つ様をイヤと言うほど見て、無力感を味わっていた。やがて「緩和医療」を知り、患者の苦痛は激減した。そして彼は日本一若いホスピス医になり、緩和治療を広める決心をする。日本の医者は病を治すことは学ぶが、患者の苦痛を取ることはあまり学んで来ないという。大津医師は一般病院で末期患者にもっと緩和治療は取り入れられることを願い、患者、家族にも理解して欲しいと言う。万人にやがて訪れる死。日本で安らかな終末を迎えるための四条件とは? 健康な時にこそ考えておき、より良い選択をしておいてほしい。

今の我が家にとって切羽詰りすぎていて、読むのが遅すぎた感、無きにしも非ず。
でも、知っておいたほうがやはりよいので、読んでよかったと思う。

今後看取りがどうなるか、皆目わからないけれど、この本が一つの指針になったことは確かである。

5月23日読了

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